詩編25編7節
私の若き日の罪や背きを思い起こさず
主よ、あなたの慈しみにふさわしく
あなたの恵みのゆえに
私を思い起こしてください。
旧約聖書に応じて選ばれた本日の新約聖書のことば
ヨハネによる福音書3章7節
イエスはニコデモに言われた。『あなたがたは新たに生まれなければならない』とあなたに言ったことに、驚いてはならない。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用・利用
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皆さん、おはようございます。
今日で7月が終わります。あっという間に今月も過ぎてしまった。そんな感じが私のなかにあります。今日は久しぶりに一日ゆっくりと過ごすことができそうです。ずっと気になっていた家のなかの雑事をこなしながら、家の中で涼しく過ごそうかと思います。
今日選ばれたふたつの聖書の言葉は、どちらも人生のなかばを過ぎた詩人ダビデ、そしてイエスのもとを訪れたファリサイ派ニコデモが、神によって思い起こされ、またここからでも人間は変わることができるのだということを、神に願い、またイエスから宣言されているのだということを想い起こさせてくれます。人生、時すでに遅しということはないのだということに、希望を抱かせてくれる。そんな風に私は受け止めました。
あるクリスチャンの方がいました。その方は自他ともに認める「短気」の持ち主で、すぐに喧嘩やトラブルを起こしてしまいます。とても正義感の強い人でした。しかし、心の優しい一面もあります。とにかく人間味あふれる人でした。
ある日、一触即発。けんかになりそうな場面が起きてしまいます。しかし、その方は静かにそのような場面をつくることを避けました。何も言わずその場を去ったのです。あとでその人は話してくれました。自分は「神は愛なり」で行くのだと。相手に対しては、許せないという思いが消えることが無かったのだそうです。それでも、おとなしく身を引くことでその方は神にすべての委ねたのだと私は理解しました。
その方は、決して歳が若くありません。しかし、それからでも人生は変わることができるのだということを、私に話してくれました。私は思わず「アーメン!」と叫んでしまいました。確かに神が愛を、平和を与えて、私たちの心を変えてくださった一瞬でした。
私たちは自分自身の力だけでは、物事を解決することはできない。しかし、神がともにいてくださる。助けてくださる。その力と知恵、助けのおかげで、私は今日も神の愛に応える者とさせられるのだと。そんな思いを胸にしながら、神様、今日も私を想い起こしてください、私の心を変えさせてくださいと祈りたいと思います。
皆さんの一日に、神様の助けと平和がゆたかにありますように。お祈りいたします。