22/07/2023

2023.7.22(土)#日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた本日の旧約聖書のことば
イザヤ書25章9節
この方こそ私たちが待ち望んでいた主。その救いに喜び躍ろう。

旧約聖書に応じて選ばれた本日の新約聖書のことば
ヘブライ人への手紙11章1節
信仰とは、望んでいる事柄の実質であって、見えないものを確証するものです。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用・利用

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皆さん、おはようございます。
今日選ばれた聖書の言葉、特に新約聖書のヘブライ人への手紙11章には「信仰とは」というテーマのもとに語られていますが、その最初の言葉として、1節は定義とも言えるものが書き記されています。
 
信仰とは何でしょうか。「望んでいる事柄の『実質』」とあります。信仰と言うと、とかく私たちの「行為」に注目されがちですが、聖書で語る信仰とは、私たちの行動いかんに関わるところにないものとして描かれているのは、大変興味深いことです。私たちが望んでいることは、私たちの信仰行動の可否によって実現するのではなく、すでに「実現していることの実体」によって明らかにされて、実現されていることを、私たちが認め、それを信じることが「信仰」であるというのです。
 
実現していることの実体とは、救い主イエス・キリストに他なりません。私たちが一生懸命信じた結果、イエスが現れたわけではありません。むしろ逆で、イエスが私たちの前に現れてくださって、救いの実体として十字架と復活の御業を私たちに示し、明らかにしてくださったことで、私たちはそれを信じることができたというのです。この順番を、私たちは決して忘れていけないのだと思わされます。
 
ゆえに、たとえ先行き見えないことがあったとしても、私たちはそのイエスの実体を知っているからこそ、これから未来に向かってもまた、イエスがその実態をもって祝福と平和を確証してくださることを、希望のうちに信じていくことが、信仰の神髄であるというのだと、私は受け止めました。必ず神は悪いようになさらない。そのことを胸にしながら、今日の一日を歩みたいと心から願わされました。
 
信仰とは私たちの努力ではなく、神の与えてくださった恩寵への返答であることを、私たちは心しつつ、今日の一日を歩むことができますように。お祈りいたします。

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