25/07/2023

2023.7.25(火)#日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた本日の旧約聖書のことば
詩編35編18節
私は大いなる集会であなたに感謝を献げ
強力な民の中で、あなたを賛美します。

旧約聖書に応じて選ばれた本日の新約聖書のことば
エフェソの信徒への手紙5章19節
互いに詩と賛歌と霊の歌を唱え、主に向かって心から歌い、また賛美しなさい。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用・利用

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皆さん、おはようございます。
今日選ばれた旧約聖書の言葉と新約聖書の言葉を結び合わせるキーワードは「賛美」であると、私は受け止めました。他の宗教にも「歌う」という行為はありますが、キリスト教、特にプロテスタント教会の歴史において「賛美する」ことを、特に大切にしてきたのではないかと私は思います。
 
キリスト教の中い歴史のなかで、誰でも賛美をすることができる道を開いたのは、宗教改革者マルティン・ルターでした。ルターは賛美歌作家でもあり、礼拝に集められたすべての者(会衆)が歌えるように、数多くの賛美歌をつくり、賛美することを愛しました。それは、今でも「ドイツコラール(会衆賛美歌)」として残され、今日に至っています。
 
ルターは、なるべく民衆が歌いやすい、馴染みやすいという観点から、賛美歌を世に送り出したと言われています。つまり、ルターの頭のなかには、賛美することは、私たち人間の日常生活のなかで、普段づかいできるようなものであることへの、強い意識があったのではないかと思うのです。神への賛美は、決して特別なことではないのだと。
 
賛美には、もちろん音楽性が問われたりすることがあります。しかし、誤解を恐れず申し上げれば、賛美をするうえで最も大切なのは、呼吸をするように賛美ができるということをもって、私たちが普段使いできるのだという、私たちの「心」なのかもしれません。そのような賛美を神に向けるということは、神とともにある幸いというものを、心のどこかで抱きながら、また期待しながら、そうでありたいと願いながら過ごすことなのだと。
 
あらためて、賛美をするということが自分自身に何を与えるのだろうかということを想いに留めつつ、賛美するときを設けてみたくなりました。もし、今日の生活のなかで賛美する機会が無ければ、1曲口ずさむだけでもいい。大声で歌うもよし。歌詞とメロディーを味わいながら、神との関係を深めてみたいと思います。皆さんの賛美する今日の歩みに、神の祝福と幸いが豊かにありますように。お祈りいたします。

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