くじによって選ばれた今日のの旧約聖書のことば
イザヤ書25章4節
主よ、
あなたは弱い者の砦
苦難の中にある貧しい者の砦
豪雨を避ける逃れ場
暑さを避ける日陰となられる。
横暴な者たちの勢いは壁を叩く豪雨
旧約聖書に応じて選ばれた今日の新約聖書のことば
マタイによる福音書2章19~20節
ヘロデが死ぬと、主の天使が、エジプトに入るヨセフに夢で現れて、言った。「起きて、幼子とその母を連れ、イスラエルの地へ行きなさい。幼子の命を狙っていた人たちは、死んでしまった。」
©ベテスダ奉仕女母の家『日々の聖句LOSUNGEN』より引用
******
皆さん、おはようございます。
新しい一週間が始まりました。台風が到来し、豪雨が全国を襲う日々が続いていますが、どうか、この自然の出来事が、少しでも被害を食い止めることができますように。そのことを祈りつつ、今日も世界中で行われる主の日の礼拝が祝福されますように。お祈りします。
今日のローズンゲンに選ばれた聖句を通して、私が受け止めたいと思ったことは、「安全を与えられる神」というものでした。そのことについて、黙想をつづりたいと思います。
旧約聖書では、しばしば、私たちの神のことを「砦」に例えられています。砦とは、町を守るための城壁のことを指すわけですが、この砦が、町の平和と安全を保証し、私たちはこの砦ゆえに心安らかに生きることができる。その砦こそ、私たちの神なのだ。人々の神に対する信頼にあふれた言葉であることがうかがえます。
私たちを苦難から守られる神が、私たちとともにおられる。苦難は容赦なく私たちを襲うことがあるでしょう。豪雨が私たちを襲うようにです。その襲来を前にして、私たちは実に無力な姿が露わにされるのです。どんなに歯を食いしばって頑張っても、自分の思うように危機を乗り越えることができない。たとえ神を信じていたとしてもです。
しかし、そんな私たちに、神は何ら変わることなく保証の言葉を与え続けています。苦しみ、痛みを経験したとしても、それでも「砦」でいてくださる方が、私たちをぎりぎりのところで守っていてくださる。このことに私たちを信頼をもって受け入れ、その場を耐えることが大いに許されているのです。
今日の新約聖書の言葉は、イエスの命を狙おうとするユダヤ王ヘロデから身を守るため、神がヨセフ一家をエジプトへ逃げさせます。歳若い夫婦が、生まれたばかりの赤子を連れて、遠い異国の地・エジプトへ逃げるというのは、交通網が充実していなかったこの時代、決して楽なことではありませんでした。
しかし、神はその旅路を砦となって十分に守られました。しばらくヨセフ一家は堂々と生きることができませんでした。しかし、そのことで命の危険を究極的なところで味わうことはなかったのです。そして、神はヘロデの死を通して、家族をイスラエルの地に戻されました。それはまるで、神がかつて約束の地にイスラエルの民たちを連れ戻した時のようにです。
私たちの今日から始まる七日間の旅路もまた、何が起こるか分かりません。自分自身にとって不本意なこともあるかもしれません。苦しみが増大するようなこともあるでしょう。しかし、そんな時でも、神は必ず私たちの守りとなってくださることを、私たちは安全を希望としながら、生きていくことができる。そのことを胸にして歩みたいと思ったのが、今日の私の黙想でした。
そのことを、今日の礼拝を通して感じ取ることができますように。そして、私たちがこの旅程を神とともに歩む幸いを心の糧としながら、その日々を歩むことができますように。皆さんの歩みのために、心からお祈りします。