くじによって選ばれた今日のの旧約聖書のことば
詩編84編2節
万軍の主よ
あなたの住まいはなんと慕わしいことでしょう。
旧約聖書に応じて選ばれた今日の新約聖書のことば
ヨハネによる福音書14章2節
わたしの父の家には住むところがたくさんある。もしなければ、あなたがたのために場所を用意しに行くと言ったであろうか。
©ベテスダ奉仕女母の家『日々の聖句LOSUNGEN』より引用
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皆さん、おはようございます。
受難週最終日を迎えました。イエスにおける長い受難の一日がおわりました。すべてが失われた今、空虚がすべてを取り囲んでいます。しかし、その空虚さは、イエスが救い主キリストとなられるための前幕であることを、私たちがじっくりと噛みしめる機会でもある。そんな思いをもって、今日の一日を過ごし、復活祭への備えとしていきたいのです。
そのようななかで、本日のローズンゲンに示されたふたつの言葉は、空虚のなかにあったとしても、明らかに、そして確実に「神の住まう家は存在する」ことを、私たち一人ひとりにあらためて思い起こさせるものであると、私は受け止めました。何もなくなったのではない。新しい時代の幕開けが、今こうして備えられているということを、私たちが希望のうちに思い描けることを、今日の聖句は、私たちに思い起こさせるものなのです。
私たちはどうしても、見えるものに確信を抱き、そこに希望を寄せようとします。当たり前のことです。だから、見えない、もしくは見えなくなってしまうということに、大きな恐れを抱きます。見えるものが失われることへの恐怖が、私たちのなかから希望を失わせます。そして、見える安心を求めて、私たちはさまよい歩いてしまうのです。
しかし、それは私たちの問題であって、神の問題ではありません。神はちゃんと私たちの目の前に、揺らぐことのない安心を備えてくださっているのです。それもベストタイミングをもってです! 私たちが不安ゆえに、待つことを難しくさせているのであれば、神は必ず私たちに見せてくださるのだ。このことを胸にして、生きる希望とすることこそ、神の民が長い歴史のなかで経験してきたことだったのです。
その経験を、私たちも味わうことができるのだ。だからこそ、復活祭を目前に控えて、今日を生きる私たちの生き方が問われています。単なる前日の一日でありません。私たちの心に渦巻くさまざまなを思いを、希望の一線に傾けていただくために、とても大切な一日となるのです。そんなことを心に想いつつ、今日の一日を過ごしていくことができますよう、皆さんのために、そして私自身のためにも祈りたいと思います。どうぞ素敵な一日をお過ごしください。