2024.8.3（土）#日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた今日の旧約聖書のことば

詩編9編11節

御名を知る者はあなたをお見捨てにならなかった。

旧約聖書に応じて選ばれた今日の新約聖書のことば

ヨハネによる福音書6章37節

私のもとに来る人を、私は決して追い出さない。

『聖書　聖書協会共同訳』より引用

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皆さん、おはようございます。

神は決してご自分の民をお見捨てになられることはない。このことが、今日のローズンゲンを貫くテーマと言えるでしょう。どんなに人間が神無しで生きていけると豪語としても、知らぬ知らぬ間に神を私たちの視界から消し去ったとしても、私たちが思い直して、視線を変えて、神に向かいたいと願った時に、そういう私たちを神は決して見捨てない、見放すことはないと言うのです。

　

私は、この御言葉に触れたときに、私たち人間の「小ささ」というものを痛感させられるのです。私は自分の意に沿わなければ、自分自身を守るために人間関係や環境というものを断ち切って生きることがあります。それは、生きにくさを感じる世の中だからこそ、自分自身がつぶれてしまわないようにするための、大切な営みであると私は思います。

　

しかし、一方で私はこうも思うのです。その小ささゆえに、いつまでもいさかいというものが絶えず私たちの身の回りに起きている現実があるなかで、そのたびにストレスを抱え、生きづらさというものを感じ続けなければならないとすれば、私たちはいったいどうしたら良いのだろうかと。断ち切られた状態がそのままで良いはずはないのです。しかし、それは私たちの小ささゆえに、さまざまな差し障りを受け止めるだけの力も余裕もない。これが偽らざる現実なのだと思います。

　

だからこそ、神のもとに帰る。神の抱かれる価値観というものに、自分自身を沿わせながら生きたいと心から神に願ったときに、神は私たちを見捨てないという神の願いは、私たちに平安な思いを与えてくださる。こういう平安さというものが、私たちのうちに寛容な思いであるとか、自分ができないことでも神ならば必ず成してくださることへの信頼というものが芽生え、生まれてくるのだと心から信じたいのです。

　

一週間も最終日を迎えました。どうかこの一日が神の大きさに喜べる、そんな時となりますように。お祈りします。