04/05/2025

2025.5.4(日)#日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた今日の旧約聖書のことば
出エジプト記15章2節
主は私の力、私の盾、私の救いとなられた。

旧約聖書に応じて選ばれた今日の新約聖書のことば
ルカによる福音書1章51節
主は御腕をもって力を振るい
思い上がる者を追い散らされました。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用

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皆さんおはようございます。救い主イエスの復活を祝うイースターから数えて15日目を迎えました。そしてイースターから数えて3回目の日曜日を迎えました。今日は全国的に天気があまり良くないとのことですが、ゴールデンウィークでお出かけの皆さんの安全を神が守ってくださいますようにと祈ります。
 
さて、今日のローズンゲンに示されたふたつの聖句に共通する言葉は「神である主の力」であると私は受け止めました。神の力がどのように私たちのいのちに及ぶのだろうか。そんなことを想わされます。
 
今日の旧約聖書・出エジプト15章の冒頭にあるこの賛歌は、エジプト軍の追っ手からイスラエルの民が守られたことを喜ぶものです。「紅海の歌」という通称で愛されている賛歌ですが、自分たちの危機というものを全力で守り抜いてくださった神である主が、私たちとともにおられるということを実感した民たちの、心からあふれる感謝と神をほめたたえる歌がこの場をこだましたことでしょう。
 
同様に、今日の新約聖書であるルカによる福音書1章のこの言葉は、受胎告知を受けた少女マリアが、これから訪れようとしている多くの恐れや困難のなかにあっても、彼女を守り抜いてくださる神がともにおられることを受け入れたゆえに、あふれ出た賛美の言葉であると言えるでしょう。いずれにしても、危機からご自分の愛する者を守り抜く神の力が、豊かに私たちの心に響かせているのです。
 
愛する者を守る力。私たちは力という言葉を聞く時に、力の用い方によってはそれが「諸刃の剣」となることをよく知っています。人を殺すのも力であれば、人の命を生かすのもまた力ゆえのことなのです。それで、今日の聖句で言われている力とは、断然後者のほうであると言えるでしょう。ご自分が愛される者を全力で守り抜く方が、今日も私たちとともにいてくださるのです。神は基本的にこの地に住むすべての人を愛しておられると私は信じたいのです。しかし「愛されている感覚」というものをなかなか得ることのできない人たちというのも、実は結構多いことに気付かされます。
 
ある一本の電話がかかってきました。自分は今までいかに愛されてこなかったかということを滔々(とうとう)とその人は語られました。そして人を信じることができず、ついつい疑ってしまう自分があるのだと、その方は自分自身の姿というものを正直に語っておられました。私はそういう人にこそ、神が全力であなたを愛してくださっているのだということに気付いてほしいということを心から願いました。何かのきっかけでそのような神の愛に込められた力というものを体験してくださることを心から願いつつ。
 
今日から始まる一週間、すべての人に神の善き力が豊かに及びますように。心からお祈りします。

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