くじによって選ばれた今日の旧約聖書のことば
詩編84編4節
小鳥さえも住みかを見つけ
つばめも巣をかけて、雛を育てています。
万軍の主、わが王、わが神よ。
旧約聖書に応じて選ばれた今日の新約聖書のことば
マタイによる福音書8章20節
狐には穴があり、空の鳥には巣がある。だが、人の子には枕する所もない。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用
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皆さん、おはようございます。
いよいよ2024年も最後の日曜日を迎えました。クリスマスを迎えた途端に体調を崩して、ローズンゲン黙想も飛び飛びとなってしまいましたが、何とか元気に今朝を迎えることができて感謝の思いにあふれています。仙台の街の急に冷え込むようになりました。今は氷点下2度。仙台らしい天気に身も引き締まります。相変わらずコロナ感染症やインフルエンザが流行しているようですから、お身体に留意されて年末年始をお過ごしくださいませ。
さて、今日のローズンゲンに示された旧約・新約聖書に共通する言葉は「鳥」でした。鳥の命と暮らしが神によって守られているということを示す聖書の言葉です。あらためてこの一年を振り返ってみると、神によって自分自身が守られているという感覚を、私たちはどれほど抱きながら過ごしていただろうか。そんなことを想わされます。現実が過酷な状況のなかで日々を暮らしていた人たちにとっては、もしかしたら神に守られているという実感すらわかなったということがあるかもしれません。かく言う私自身ですら、ことごとに起きるトラブルやアクシデントのたびに、神に守られているという確信はあるものの、目の前の難事に頭や心を悩ませるということがあったのも事実です。
しかし、狐には穴があり鳥には巣があるという言葉に、どれだけ励まされ慰められてきたことでしょうか! その後に書かれているのは「人の子には枕するところもない」というひと言です。救い主イエスが十字架のうえでただ孤独に、苦しみもだえながら死んでいかれた姿というものを思い出さずにはいられないのです。私たちの命が守られるためにです。私たちが苦しさのなかにあっても、神が必ず守ってくださるということに安心を得るためにです。
そんな神に感謝しつつ、今日の一日を歩んでいきたい。そう思わされたのです。私事、今日入院中の伯父を訪ねようと思います。伯父にはここのところ行くたびに救い主イエスを信じ、洗礼を受けることを確認してまいりましたが、その意思は変わりませんので今日病床洗礼を授けたいと思っています。万事神がこの出来事を守り導いてくださいますように、お祈りくだされば幸いです。末期がんで苦しみと孤独のなかにある伯父に、神がともなってくださる信じつつ、祈りつつそのときに携わりたいと思います。
あとひとつ。私のこの黙想を愛読してくださった方のひとりである望月克仁さんがおととい召天されたことを伺いました。長いこと若輩の私に声をかけてくださり、励ましを与えてくださった素敵な長老でした。最後にお目にかかったのは10月下旬で、90歳を超えてもなおお元気な姿に驚きつつ、今までお世話になったことのご挨拶をして別れたことを思い出しました。こういう信仰者の御言葉に聴き、そして立つ姿というものを心の励みとして記憶していたいと思ったのでした。あえてお名前を出して主の慰めを祈りたいと思います。
今日の一日に、神の守りと平安をお祈りします。
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