20/12/2024

2024.12.20(金)#日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた今日の旧約聖書のことば
イザヤ書45章17節
イスラエルは主によって救われる。
それは永遠の救い。
あなたがたは代々とこしえに
恥じ入ることも辱められることもない。

旧約聖書に応じて選ばれた今日の新約聖書のことば
マタイによる福音書1章21節
マリアは男の子を産む。その子をイエスと名付けなさい。この子は自分の民を罪から救うからである。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用

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皆さん、おはようございます。
今日のローズンゲンに示されたふたつの聖句のうち、新約聖書の言葉として選ばれたのはマタイによる福音書1章21節の聖句でした。天使がイエスの母となるマリアの婚約者ヨセフに現れたときに、天使によって予告された言葉です。
 
婚約者マリアから生まれる男の子は「イエス」と名付けられると天使はヨセフに告げました。イエスは「主は救い」という意味があります。旧約の時代、出エジプトのイスラエル人を率いた指導者モーセのあとを継いで、民たちとともに約束の地カナンにたどり着いたヨシュアと同じ名前であり、当時イスラエル人の男の子にはしばしば付けられた名前でもありました。
 
しかし、ヨセフにとって婚約者から生まれてくる子どもに、このような名前が付けられることを神の使いから告げられることには大きな意味がありました。マリアとは性的な関係を結んでいなかったにもかかわらず、妊娠してしまったマリアは格好のスキャンダルの的となることは大いに予想できたことでした。実にヨセフは苦悩の渦中にいたのです。そんなヨセフに「主は救い」という名前がマリアから生まれてくる子どもに付けられることが、彼にとってどれだけ慰めになったことであろうと思えてならないのです。つまり、ヨセフにとっても神である主ヤハウェがこの子どもを通して救いを携えてくださるということを実感した当事者だったのです。
 
クリスマスも間近に迫るなか、お生まれになられたイエスの名に込められた深い意味というものを心に刻みながら、新しい一日を歩むことができますように。皆さんにとって神である主の救いを実感できる時となりますように。お祈りします。

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