22/11/2024

2024.11.22(金)#日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた今日の旧約聖書のことば
詩編86編11節
主よ、あなたの道を示してください。
私はあなたのまことの内を歩みます。

旧約聖書に応じて選ばれた今日の新約聖書のことば
ヨハネによる福音書8章32節
あなたがたは真理を知り、真理はあなたがたを自由にする。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用

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皆さん、おはようございます。
 
今日のローズンゲンに示されたふたつの聖句に共通する言葉は「まこと/真実」です。今日は、この言葉について黙想したいと思います。
 
旧約聖書における「まこと」は、原語であるヘブライ語では「エメト(אֱמֶת)」という語が、新約聖書における「真理」は、原語であるギリシア語では「アレテイア(ἀλήθεια)」が用いられています。いずれも同じ意味を示している言葉です。ちなみに、エメトは信頼(信仰の本質)に対する共感を表す言葉として用いられる「アーメン(その通りです!)」と同じ語源を持っているとも言われています。つまり「まこと/真実」という言葉は、神がご自分のすべてをもって、私たちに信仰の本質をもって本物の信頼というものを示している、そのような意味が込められているということが分かります。
 
私たちが人生の道程を歩もうとする時に、それが神とともに歩みたいと心から願うときに、それは私たちが「こういう歩み方をすれば良いだろう」と個人的に編み出して歩むものではなく、あくまで神が私たちに道を示し、一緒に歩むことができるように提案してくださっているということなのです。なぜ、そのような提案を私たちは心から安心して受け入れられるかというと、十二分に神が信頼に足る御方だからです。ちなみに「エメト」という言葉には、安心感という意味も含まれています。まこと/真実という言葉には、私たちが安心して神とともにいることができるという意味も含まれているのです。
 
このことが新約聖書のアレテイアという言葉に継承されているわけですが、では、ここで言う真理とは何を指しているのかと言えば、それは救い主イエスに他なりません。つまり、子なる神であるイエスご自身が、エメトという言葉を忠実にその人生で私たちに示されたことが真理なのであって、神のまことの体現者であったということなのです。この真理であるイエスご自身が私たちに今日歩む道を指し示されることで、私たちは本当の意味で神が与えてくださる自由を喜び、その自由のうちを歩むことができるということなのです。
 
たとえ現実の暮らしのなかで、自由を感じられないということがあったとしても、それでも神の信実が私たちに安心感を与えていくのだと。このことが私たちの今日生きる柱となることができますように、聖霊様の助けをいただきながら歩みたいと心から願わされました。不自由の中だからこそ、神が与える自由に喜びたいのです!今日の一日に、神のまことが与えてくださる自由がともにありますように。お祈りします。

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