くじによって選ばれた今日の旧約聖書のことば
詩編50編1節
全能者なる神、主は詔(みことのり)して、日の出るところから日の入るところまで、あまねく地に住む者を召し集められる。
旧約聖書に応じて選ばれた今日の新約聖書のことば
マルコによる福音書16章15節
全世界に行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えなさい。
©ベテスダ奉仕女母の家『日々の聖句2026』より引用
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皆さん、おはようございます。
新しい一週間がやって来ました。どうかこの七日間の旅路も、私たち一人ひとりが神である主が授けられる言葉によって、健やかに生かされますように。そのことを願いつつ、私たちひとりひとりも、神の言葉に耳と心を傾けることができますように。祈りつつ、今日のローズンゲンに示された聖書の言葉に聴きたいと思います。
今日の聖句を通して、私が受け止めたいと思ったのは「誰が、神の国の良いたよりを伝え、教えるのか?」というものでした。そのことについて黙想をつづりたいと思います。
今日の旧約聖書は詩編の一片の言葉でした。神が私たち一人ひとりを招き、集めてくださるということを、神御自身が私たちに宣言された(みことのりするというのは、神がお告げになられたという意味)。そのことを詩人は神への賛美の思いを込めて歌いました。
神が集めてくださるのです。ですから、神の世界を伝え、教えるのは、まさに神御自身による業に他ならないのです。そのために、神の言葉である聖書が私たちに与えられ、その言葉がより具体的に体現されるために、命の救い主イエスが私たちに与えられ、そのイエスが神のもとに帰られた後でさえも、私たちを守り、神の価値観へ導くために聖霊が与えられ、その価値観を知り、共有することができるように、父なる神・子なるキリスト・聖霊の有機的なお働きによる教会が誕生しました。
今日の新約聖書に示されたイエスの言葉にもありますように、教会はその神の働きをあまねく全世界へ伝えなさいというご命令を受け取り、それを果たす使命を教会の最も大切な務めとしています。こうして伝道の業が生まれ、神の価値観を受け取った人たちが、全生活においてその価値観を自分自身のものとすべく、神とともに生活を営むことで、神の国に向かってその旅路を歩んで行くことができるのだと。今日のふたつの聖書の言葉は、そのような関わり合いを持ちながら、私たちに語りかけているのだと私は受け止めました。
そこで、ひとつ考えたいと思います。神の国の良いたよりを告げられるのは神御自身のお働きなのだから、私たち人間は何もしなくて良いのか? 逆に、神の国を伝えることを委ねられた私たちが、神の価値観を問うこと無しに、勢力拡大のごとく、教会の規模拡大だけを目指して歩むべきなのか、という問いがあったとしたら、私たちはどのような態度を抱くべきなのでしょうか。
確かに、イエスは私たちに「全世界に行って宣べ伝えなさい」というご命令を与えられたのですから、それを受け取った私たちが、そのご命令を担うことは大変重要なことと言えます。ただ、それはあくまで、父・子・聖霊なる神が私たちを呼び集め、ご自身の価値観というものを明らかにされたことに基づいて、神の助けをいただきながら、神とともに、あくまで神が私たちの言動をも、ご自分の価値観で導かれることを受け入れて歩むことが大切なのです。だからこそ、神に責任をすべて押し付けることも、また神をないがしろにして宣教をすることも、私たちにとってはあり得ないことなのです。そのあたりのバランスというものを、じっくりと私たちは反芻しながら、今日も礼拝やその他のできごとを通して、神の国の喜びを味わい、それを分かち合っていきたいと願わされました。
今日、世界中で行われる主の日の礼拝が、神の国の先駆けとして、私たちの心に安らぎと潤いを与えるとともに、神とともに生きる原動力の機会となりますように。皆さんのために、そして私自身のためにも祈りたいと思います。
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