31/03/2025

2025.3.31(月)#日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた今日の旧約聖書のことば
詩編145編10節
主よ、造られたものはすべて、あなたに感謝し
あなたに忠実な人たちはあなたをたたえる。

旧約聖書に応じて選ばれた今日の新約聖書のことば
コロサイの信徒への手紙3章16節
詩と賛歌と霊の歌により、感謝して神に向かって心から歌いなさい。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用

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皆さん、おはようございます。
四旬節23日目を迎えました。そして今週も、ウィークデイの日々が始まりました。日曜日に礼拝から私たちはこの世界に派遣されました。この平日の6日間、どのようなことが待ち受けているのでしょうか。年度末・年度始めの慌ただしいなかにあっても、神が私たちの生活に潤いを与えてくださることを願い、期待しつつ、今日のローズンゲンに示された聖書の言葉に触れたいと思います。
 
今日の聖句に共通するテーマは「感謝と賛美」であると私は受け止めました。私たちは神に何を感謝することができるのでしょうか。今日の一日を生きるいのちが与えられたこと、人との出会いが与えられたこと、神の言葉が授けられたこと、自分の祈りが聴かれたこと、その他、数え上げたらいろいろと感謝できることが出てくるかもしれません。
 
しかし、同時に私たちは「感謝できない」ことも心や思いから出てくることもあるでしょう。感謝しなさいと言われても、自分自身がなかなかその気になることができないという時もあるのです。感謝できない自分に嫌気がさしたり、感謝したいのにどうして神は感謝する思いを与えてくださらないのだろうかと嘆きたくなることもあるでしょう。まさに「悲喜こもごも」とはそういうことを指すのかもしれません。
 
だからこそ、一喜一憂するなかにあっても「神との対話」の時を少しでも持つことができればと私は願いたいと思うのです。今日の新約聖書のことばには「詩と賛歌と霊の歌」という言葉がありました。これらの歌の数々は、聖書の言葉に散りばめられています。ほんの少しの言葉でもいい、聖書を通して神は私たちに語りかけてくださいます。この語りかけに私たちはじっくりと黙想し、そして神に自らの心のうちにあるものを打ち明けることができるのです。それこそ祈りの真髄と呼べるものなのでしょう。
 
御言葉に聴き、そして祈るという循環が、私たちを感謝と賛美へと神が導いてくださることを期待して、今日の一日もまた歩んでまいりたいと思います。苦しみのなかにあっても、そのために苦しみを一手に引き受けてくださった救い主イエスを想いのうちにとどめながらです。皆さんの一日の生活に、そのような神の促しが豊かにありますように。お祈りします。

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