09/01/2025

2025.1.9(木)#日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた今日の旧約聖書のことば
申命記8章2節
あなたの神、主がこの四十年の間、荒れ野であなたを導いた、すべての道のりを思い起こしなさい。主はあなたを苦しめ、試み、あなたの心にあるもの、すなわちその戒めを守るかどうかを知ろうとされた。

旧約聖書に応じて選ばれた今日の新約聖書のことば
マルコによる福音書1章12~13節
それからすぐに、霊はイエスを荒れ野に追いやった。イエスは四十日間荒れ野にいて、サタンの試みを受け、また、野獣と共におられた。そして、天使たちがイエスに仕えていた。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用

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皆さん、おはようございます。
私は台湾滞在3日目の朝を迎えました。今日から台北から台南へ移動します。今回のメインとなる現地高校生や教会の若い人たちとの交流の機会を持ちます。ひとつひとつのできごとが高校生にとっての良い思い出になりますようにと祈るばかりです。私はいたって元気に過ごしています。ご心配くださっている方々へは感謝申し上げます。
 
さて、今日の旧約聖書と新約聖書をつなぐ言葉は「40」という数字です。旧約聖書ではエジプトから脱出してから約束の地にたどり着くまでの40年、新約聖書では荒野でイエスが悪魔の誘惑を受けながら断食をおこなった40日のできごとついて触れられています。つまり、荒野における40年の日々と荒野における40日の日々に共通する話題は「苦難」というひと言で表現できると思うのです。
 
そのことを踏まえて考えた時に、ではそのような苦しみや痛みのなかにある人間は何を見つめ、何を大切にして歩もうとしているのかということを考えるのはとても重要なことであると思うのです。今日の聖書の言葉にはこうあります。
 
あなたの神、主がこの四十年の間、荒れ野であなたを導いた(旧約)
天使たちがイエスに仕えていた(新約)
 
つまり、どんな苦しみのなかにあったとしても、それを経験して誰からも見捨てられているような感覚に陥っているとしても、神である主ヤハウェが私たちの行くべき道を指し示してくださり、その道程のなかで天使たちがイエスに仕え守られたように、私たちのことを守ってくださるというのです。
 
私たちの人生の道程は、必ずしも順風満帆とはいきません。むしろ困難な道を歩むことのほうが多いのではないかと思うくらいです。しかし、そのような困難のなかで私たちは何を見い出し、見つけ、それによって慰め励まされながら未来志向で歩ませてもらえるだろうかというところにこそ、宝のような価値があるのではないだろうかとあらためて思わされたのです。今未来に向かって歩んでいる高校生たちとともに過ごしていますから、なおのことそのように思わされているのかもしれません。
 
どうぞ皆さんにとっての今日の一日に、神が私たちの心と思い、そして言動のひとつひとつに、御言葉と聖霊様の助けによってなされる未来志向が十分に与えられますように。お祈りします。

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