16/12/2024

2024.12.16(月)#日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた今日の旧約聖書のことば
詩編71編3節
あなたが砦の大岩となり
絶えず入ることができるようにしてください。
あなたは私を救うよう命じてくださいました。

旧約聖書に応じて選ばれた今日の新約聖書のことば
マタイによる福音書26章39節
イエスはうつ伏せになり、祈って言われた。「父よ、私の望むようにではなく、御心のままに。」
『聖書 聖書協会共同訳』より引用

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皆さん、おはようございます。
昨日などのような日曜日、主の日をお過ごしになられたでしょうか。クリスマスが間近に迫るなかにあっても、世のなかで繰り広げられているクリスマスのにぎやかさとは裏腹の現実が、私たちの日々に突き付けているかもしれません。目の前のことでとてもなにかを祝う気持ちになれない。そんなことがもしあるとするならば、だからこそ、救いの主イエスが私たちのもとにやって来られるということに希望を見いだしたい。今日私たちにローズンゲンの言葉を通して示されたふたつの聖句を通して、私はそのことをなおさら思わされました。
 
今日の新約聖書の言葉は、イエスが十字架につけられる前の晩に弟子たちと最後の晩餐をした後に、ひとり神に祈った時の言葉です。この時イエスが神に祈ったのは、できるものならば苦しみを取り除いてくださいというものでした。イエスは分かっていました。いよいよ自分が十字架に向かわなければならないということをです。痛み苦しみを味わわなければならないそのような緊迫した状況のもとで、イエスは神にそのように願いました。しかし、イエスは言葉を続けます。自分の願い通りではなくただあなたの御心がなりますようにと。
 
かつてイエスの母であったマリアが身ごもったときに、天使の言葉に戸惑いながらも、またこれから自分自身に起こり得る命の危機というものを察しながらも、「お言葉どおり、この身になりますように」と天使に応えました。まさにこのマリアの言葉が、今や十字架に向かおうとしているイエスの「御心のままに」という言葉と重ね合わさるような気がしてならないのです。
 
どんなにクリスマスを祝っても、だからといってすべての問題が解消されるわけではありません。クリスマス休戦がもしあったとしても、その翌日からはまた戦争が再開される。根本的な所は何も変わってはいないのです。しかし、私たちはだからこそ、神の御心というものは私たちの想像や理想を超えて必ず存在するのであって、その御心が何であるかを丁寧に、かつ丹念に探り続けていくことが大切だし、そのために神が与えてくださった御言葉に聴き、聖霊の助けをいただきながら祈り続けることの大切さを想わされるのです。神の御心を神の御心として受け取るときに、神の存在が「岩の砦」のように、私たちを守ってくれるに違いないのです。
 
そのことを希望の土台として、今日の一日を、そして残り少ないアドヴェントの日々を過ごすことができますように。心からお祈りします。

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