くじによって選ばれた今日の旧約聖書のことば
イザヤ書60章20節
あなたの太陽は再び沈むことがなく
あなたの月は欠けることがない。
主があなたにとって、とこしえの光となり
あなたの嘆きの日々は終わる。
旧約聖書に応じて選ばれた今日の新約聖書のことば
コリントの信徒への手紙二4章6節
「闇から光が照り出でよ」と言われた神は、私たちの心の中を照らし、イエス・キリストの御顔にある神の栄光を悟る光を与えてくださいます。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用
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皆さん、おはようございます。
最初に私事になりますが、ちょうど4週間前の朝に眼底出血を起こして左眼が見えなくなりました。それから治療が始まりましたが、4週間経って左眼の見え方がかなり改善してきました。細かい文字を読んだりすることは少し難しいのですが、8割がたは見えるようになってきました。来週眼科外来へ行って検査をしてもらいますが、前向きに進んでいることを実感して、とても嬉しい気持ちにさせられています。皆さんのお祈りに心から感謝いたします。ありがとうございます。
そんな私の状況に、今日のローズンゲンの言葉はまさにとても分かりやすく入り込んでくるものでした。この12月、日照時間も少なくされていくなかにあって、まさに「闇」というものを感じやすいこの季節に、闇に神が光を投じていくことを想うアドヴェントの時が与えられて、心のなかにある嘆きや悲しみというものが救い主によって癒されていくことへの希望が芽生えてくる。これこそ、今日の新約聖書の言葉で述べられている「神の栄光を悟る光」なのだと心から思わされました。
栄光という言葉には、本来「光」という語の意味は含まれていません。しかし、栄光という言葉には、誉れを受けるにふさわしく、また幸いを約束し保証する力という意味がありますので、神がそのような御方であると同時に、そのことを端的に表現するものとして「光」という言葉が用いられる。まさに私たちに救いの約束をイエスを通して与え続け、それを保障する神のひたむきさというものに、私たちが生かされているのだと思えてならないのです。
今日も私たちは神が放たれる光によって心のなかも照らされて、自分自身のありようを見つめながら、新しい一日の歩みを始めることができました。闇の部分がなんであるかが、神の栄光によって明らかにされるときに、そのことで落胆することがあったとしても、その先には希望があるということを心にとどめながら生きることができますように。皆さんを守ってくださる神が、歩む道を指し示してくださいますように。お祈りします。
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