くじによって選ばれた今日の旧約聖書のことば
イザヤ書61章10節
私は主にあって大いに喜び
私の魂は私の神にあって喜び躍る。
主が救いの衣を私に着せ
正義の上着をまとわせてくださる。
旧約聖書に応じて選ばれた今日の新約聖書のことば
エフェソの信徒への手紙5章9節
光の結ぶ実は、あらゆる善と義と真理との内にあります。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用
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皆さん、おはようございます。
新しい一週間のはじまりを迎えました。今日、世界中で行われる主の日の祝祭を私たちが迎えるにあたって、今日のローズンゲンに示されたふたつの聖書の言葉は、まことにふさわしいものであると私は受け止めました。
旧約聖書・イザヤ書61章は、神が荒廃のなかにあるご自分の民を、恵みに満ちあふれた世界へと導いてくださることについて語られた預言のことばです。後にイエスも会堂でこの言葉を安息日の会堂で読み、そのことが今や実現していることを告げられました(ルカによる福音書4章)。荒廃が荒廃のままでは終わらないという、実に希望の拠り所を思うことができる聖書の言葉として大切にされてきたのです。
私は、このイザヤ書61章を読むときに、今日のローズンゲンに指し示された「主にあって」という言葉に注目しました。つまり、荒れ果ててしまった私たちに希望の光を与えてくださるのは、神である主ヤハウェである。このことが土台にあってこそ、私たちは希望を抱いて迎え来る日々を神とともに生きることができるのだ。この神が与えてくださる希望に、私たちはどれだけの思いをもってキャッチし、受け止めようとしているかというのは、本当に大切な私たちの営みなのだと。
私たちは自分自身である程度の救済をすることができたとしても、それはいっ時のものに過ぎません。永続的かつ究極的に私たちの命を守り抜いてくださるのは、神御自身が正義であるがゆえです。この正義を私たちの身にまとわせてくださる。私たちはまさに「神を着る」ことで、神とともに生きることができるのだと私は受け止め、今週一週間の歩みに押し出されたいと思いました。
どうぞ皆さんの新しい一週間も、また、その初日となる今日の歩みも、義をまとわせてくださる神の恵みがともに豊かにありますように。お祈りします。
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