くじによって選ばれた今日の旧約聖書のことば
イザヤ書61章11節
地が芽を生えさせ
園が蒔かれた種を芽生えさせるように
主なる神はすべての国々の前で
正義と賛美を芽生えさせてくださる。
旧約聖書に応じて選ばれた今日の新約聖書のことば
ルカによる福音書13章18〜19節
神の国は何に似ているか。何にたとえようか。それは、からし種に似ている。人がこれを取って庭に蒔くと、成長して木になり、その枝には空の鳥が巣を作る。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用
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皆さん、おはようございます。連休も終わり、今日から通常の動きに戻られる方も多くおられるかと思います。今週のウィークデイも、皆さんの日々が神様によって祝福されますことを、心からお祈りします。
さて、今日のローズンゲンに示されたふたつの聖句に共通するのは「種」でした。それも、私たちが気づかないほどに小さい種のことが、特に新約聖書の中で触れられています。そうです。からし種のことです。
聖書で語られているからし種は、大変小さなものです。昔、近隣でそれを育てている方から、からし種をいただいたことがあります。けしの実よりもはるかに小さく、ちょっとしたことで吹き飛んでしまう位の小ささ。これで本当に植物が成長するのだろうかと思いきや、最終的には2メートルとも3メートルとも言える位の大きさにまで成長すると言うのですから、とても驚かされます。
イエスは、見た目のコンパクトとは裏腹に大きく成長するからし種の魅力を、やがて来る神の国のダイナミックになぞらえて、たとえ話として話されました。それだけ、神のなされる事は私たちのようなちっぽけな考えをはるかに超えるものなのかということを、このイエスのたとえ話から得てまいりたいのです。
私たちは時に、神のなされようとしていることに、今与えられる現実を直視しながら、さっぱり理解できないことがあります。特に、自分の望みと裏腹のことが起きている場合、神のダイナミックな働きに、全然魅力を感じないこともあるでしょう。神は本当に、私のことを見ていてくれるのだろうかと、私たちはどうしてもそのように思ってしまうことがあるのです。
しかし、私たちには想像もできないことを、神は必ず果たしてくださる。その時に、私たちは神が確かに正義をもって私たちを取り扱ってくださることを知り、私たちはそれゆえに神に賛美をささげることができる。今日の旧約聖書の言葉が指し示すメッセージです。
疑いたくなることがあったとしても、からし種の成長ぶりを、自分自身の希望とすることができますように。神が今日も、私を含むすべての方々に、そのような希望を与えてくださいますように!
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