25/08/2024

2024.8.25(日)#日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた今日の旧約聖書のことば
詩編118編21節
あなたに感謝します。
あなたは私に答え
私の救いとなってくださった。

旧約聖書に応じて選ばれた今日の新約聖書のことば
テモテへの手紙一2章3~4節
これは、私たちの救い主である神の前に良いことであり、喜ばれることです。神は、すべての人が救われて、真理を認識するようになることを望んでおられます。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用

******
 
皆さん、おはようございます。
新しい一週間がやってまいりました。私たちはこの七日間をどのように過ごすことが出来るのでしょうか。どのように神が私の生活に関わり、私たちに良い気付きをあたえてくださるでしょうか。それが私の生活をどのように豊かにすることができるのでしょうか。そんなことを考えるなかで、今日のローズンゲンに指し示された聖句は、とても良いヒントを与えているような気がしましたので、そのことを綴ってみたいと思います。
 
神はご自分の人間に対する「救い」が「真理」によって「認識」することを望んでおられるのであって、これこそ神の喜びであると、使徒パウロは年若き同労者であるテモテに伝えました。私は、鍵括弧でくくった「神による救い」「真理」「認識する」の3つの言葉にキーワードがあると思いました。
 
朝の黙想をする前に、インターネット記事でとても興味深いものを見つけました。
「60代以降に衰える人」が"無意識"にしていること 中高年が陥りやすい「不健全思考」とは何かという記事です。タイトルからして60代以降の方々にとってはドキッとさせられる内容かもしれませんが、実際に読んでみると、何も60代以降にかぎらない。私のような40代の人間にも十分に当てはまるものだと心から感じました(関心のある方はこちらからごらんください)。
 
何かというと、いわゆる「ネガティブ思考」と呼ばれる、何事もマイナスに物事を考えてしまう思考パターンを解決するのは、単なる「ポジティブ思考」、つまり前向きに物事をとらえようとする思考パターンではないのだ、という話です。つまり、自分の感情だけで後ろ向きに、前向きにと暗示をかけても、また同じことを繰り返してしまうというのです。
 
この記事では「健全思考」というものを提唱しています。何かというと、単にネガティブ・ポジティブという感情的な思考パターンで動く前に、エビデンス(根拠)を明確にするという思考パターンを持つ、ということです。なぜこういうことが起きたのだろうか、人間関係のなかで起きることならば、相手にもそれなりの事情があったのではないか。そういうことを前例を踏まえながら捉えていく考え方が健全思考の意味です。つまり、エビデンスがあれば、根拠のない空論に振り回されることはない、というのです。
 
私はまさに、これこそ今日のテモテの手紙のことばに相通じるものだと思ったのです。私たちは神の救いというものを、観念的なものとしてとらえていないでしょうか。自分の生活の現実と比較して、あまりにも救いという言葉がお花畑のような理想を語っているようにしか思えないということはないでしょうか。あくまで自分自身の感情だけで、ネガティブ思考もポジティブ思考も結論づけてしまうのです。
 
だからこそ、私たちには「真理」というエビデンスが無くてはならないのです。真理とはキリストの実体そのものです。キリストが生きておられて、今もなお私たちに聖書の言葉と聖霊の助けによって、キリストとともにある「認識」を与えてくださるのです。この認識こそが、神の救いを救いとしてリアルに自分自身のうちに受け入れられる根拠となっていくのであって、そもそも信仰とはそういうものなのだと私は思うのです。
 
前向きな思考も、時に後ろ向きな思考も必要なときはあるでしょう。しかし、何事にもイエス・キリストという実体が、私たちに救いをもたらす根拠を指し示してくださるのであって、私たちは聖書のことばに聴き、聖霊の助けをいただきながら、私たちのうちにキリストが臨んでくださり、私たちもまたキリストという身体のなかで生かされていることを実感できる。ここに救いがあって、神の喜びがある。ここにアーメンと告白したいのです。
 
新しい一週間、そして世界の各地でおこなわれる主の日の祝祭に、大きな祝福がともにありますように。お祈りします。

0 件のコメント:

コメントを投稿