05/07/2024

2024.7.5(金)#日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた今日の旧約聖書のことば
詩編115編11節
主を畏れる人々よ、主に信頼せよ。

旧約聖書に応じて選ばれた今日の新約聖書のことば
マタイによる福音書6章26節
空の鳥を見なさい。種も蒔かず、刈り入れもせず、倉に納めもしない。だが、あなたがたの天の父は鳥を養ってくださる。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用

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皆さん、おはようございます。
空の鳥を見なさい。イエスはご自分の話を聞く人々に対してそのように言いました。山上においてイエスは人々に語られていた最中でしたから、簡単に空を見上げることができたでしょう。そして、空を舞う鳥たちを、人々は眺めることが出来たでしょう。
 
あるフォークゴスペルを思い出しました。「あの空はどうして青い」(田中康一・友よ歌おう)という曲です。随分昔の曲ですが、今でも思い出しては口ずさむことがあります。
 
あの空はどうして青いのでしょう
あの雲はどうして白いのでしょう
あの鳥はどうしてとべるのでしょう
この花はどうしてさいたのでしょう
それは神のみことばの業です
世界のすべては神さまによってつくられた
 
鳥を見ると、どうしてあんなに自由に空を羽ばたいているのだろうかとうらやましく思うことがありました。何かに縛られれば縛れるほど、自由を感じられなくなる時ほど、空を見上げてはそう思ったのでした。しかし、鳥が自由に大空を飛ぶことが出来るのは、神が鳥をただ養ってくださるから。神がその命を守り続けてくださるから。イエスは、では人間はどうなのかと人々に問われました。あなたがたははるかに神によって生かされているのだと。

自由を奪うのは神の業ではなく、少しでも自由を得ようと他者を踏み台にする私たち人間の所業なのだと。本来は鳥が空を自由に飛ぶことができるように、神が整えてくださった環境のなかに、私たち人間も神とともに生きることによる自由が与えられているはずなのです。イエスはその原理というものを、人々にお知らせになりたかったのだと私は受け止めたいと思うのです。
 
つまり、信頼することとは信頼されることによって生まれるものなのだと私は思います。今日の旧約聖書・詩編のことばにあるものは「主を畏れ、主に信頼する」ということが、実は主である神が私たち一人ひとりの命を与え、育み、養ってくださる。つまり私たちの存在を全身全霊をもって信頼してくださっていることが土台にあって、私たちは神を畏れ、神に信頼を寄せて生きることができるのだと。深い信頼関係がつくられるところにこそ、不健全なものに縛られることの無い幸いというものがあるのだと受け止めたいのです。
 
今日も私たちの生活のあらゆる場面で、そのような神が与えてくださる自由を謳歌することができますように。たとえ縛り付ける者が私を苦しめたとしても、信頼が希望を生むものとなりますように。お祈りします。

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