05/04/2024

2024.4.5(金)#日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた本日の旧約聖書のことば
エゼキエル書16章60節
私は、あなたの若い日にあなたと結んだ契約を思い起こし、あなたと永遠の契約を立てる。

旧約聖書に応じて選ばれた本日の新約聖書のことば
コリントの信徒への手紙二3章6節
神は私たちに、新しい契約に仕える資格を与えてくださいました。文字ではなく霊に仕える資格です。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用・利用

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皆さん、おはようございます。
今日のローズンゲンに示されたふたつの聖句を貫くのは、「契約」という言葉です。旧約聖書・エゼキエル書には「若い日にあなたと結んだ契約」「永遠の契約」、新約聖書・第二コリント書には「新しい契約」と、それぞれ記されています。
 
聖書とは、契約を通して神と人とが結ばれていることを知らせる書物と言っても過言ではありません。事実、旧約・新約の「約」とは、まさに契約のことを指すわけですから、聖書を読み解く時に、いかに契約についての理解を深めるということが重要であるか、そんなことを改めて思わされます。
 
そもそも、神と神が選ばれた民であるイスラエル国民とのあいだには、祝福をともなった契約がしっかりと結ばれていました。神は民を祝福する。ゆえに民は神に聴従することで、祝福が持続されるというものです。しかし、祝福の一方で、神は呪いも祝福と対をなす言葉として、契約の大切な要素とされました。
 
実際に、イスラエル国民は神への聴従を怠ったために、幾度となく彼らにとって呪いとなるような目に遭ったことも確かです。しかし、そこで契約が破棄されることは決してありませんでした。契約というものは、履行されなければ破棄されるというのが当然の話だからです。
 
神はことあるごとに、人とのあいだに契約を改定しては関係性を持続され、ついには、それすらしなくても良いように、究極の契約を人とのあいだに、それもイスラエル国民に限定されない契約をお建てになられました。それが、今日の聖句で言うところの「永遠の契約」であり「新しい契約」の果実であるというのです。
 
それが、復活の主イエス・キリストである。私たちは、文字と、文字を理解するために与えられた聖霊なる神の力と助けによって、イエス・キリストを心から感じ取り、祈りつつその生き方に学び、自分の生き方とすることができるのだ。これこそ、新しい、永遠の契約によって生きることなのだと受け止めました。神が契約の与え主であり、私たちをこれまでも契約によって祝福を与え続けてくださる方なのだということです。
 
今日の一日もまた、主にあって素敵な時でありますように。お祈りいたします。

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