25/03/2024

2024.3.25(月)#日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた本日の旧約聖書のことば
歴代誌下18章13節
主は生きておられる。私は、神が告げられることを語る。

旧約聖書に応じて選ばれた本日の新約聖書のことば
テモテへの手紙二4章2節
御言葉を宣べ伝えなさい。時が良くても悪くても、それを続けなさい。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用・利用

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皆さん、おはようございます。
受難週の二日目を迎えました。たとえ反対者に囲まれたとしても、それに屈することなく、ただただ十字架への道を歩んだイエス。今日の聖書の言葉に触れると、そのようなイエスの姿勢というものは、神の私たちに対する姿勢にもつながり、いにしえの信仰者たちが抱いた姿勢にも相通じる。そんなことを思わせられました。
 
今日の旧約聖書の言葉は、北イスラエル王国時代、神の預言者として活動したミカヤの言葉です。私は周りがどんな状況であれ、いかなる反応を示そうとも、ただ、神から与えられた言葉を、神の言葉として語るのだという姿勢を、ミカヤは貫きました。その結果、イスラエルの史上で繁栄しつつも、神に反抗して政治を行ったとされるアハブ王の怒りを買います。しかし、ミカヤの預言通りに、アハブ王は命を落とすことになり、彼の人生ははかなく終わりを迎えました。
 
神の言葉を、自分や他者の真実を覆い隠し、まるで張り子の虎のように利用し、悪用する生き方ではなく、神を神として真ん中に立てた結果、辛酸を舐め尽くすようなことがあろうとも、必ず最後は神による祝福が待っているのだ。そんなことを希望として感じさせるミカヤの態度に、感銘を想いました。
 
のちに、愛するテモテに手紙を書き送った使徒パウロは、「時が良くても悪くても」御言葉を宣べ伝えなさいと、彼に伝えます。時代や状況が変われば、福音を受け止める態度というものも変わって来るし、それが必ずしも良いことだけとは限らない。しかし、それでも、私たちが宣べ伝えているのは、神が与えてくださる良いものなのだから、その良さがいつしか光り輝くことを、希望のうちに語り続けることの大切さを、改めて受け止めることができました。
 
十字架への道を進まれたイエスが、反対者のあざけりにも、ただただ耐え続けてくださった。受難週の二日目に、そんなことも想わされて一日を始めることのできる幸いを、心から感謝したいと思います。皆さんの一日にも、必ずや良いものを与えてくださる神がともにいてくださることが、何よりもの希望となりますように。お祈りいたします。

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