04/01/2024

2024.1.4(木)#日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた本日の旧約聖書のことば
イザヤ書60章3節
国々はあなたの光に向かって歩み
王たちはあなたの曙の輝きに向かって歩む。

旧約聖書に応じて選ばれた本日の新約聖書のことば
ヨハネの黙示録21章23~24節
この都には、それを照らす太陽も月も、必要でない。神の栄光が都を照らし、小羊が都の明かりだからである。諸国の民は、都の光の中を歩く。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用・利用

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皆さん、おはようございます。
正月の三が日を終え、今日から世の中の多くが、通常の動きに戻るかと思います。私自身も、ゆっくりと休むことができました。昨日午後は、代務教会(仙台北三番丁教会)で「初週祈祷会」が行われました。ローズンゲンに示された2024年の聖句「何事も愛をもって行いなさい」(コリントの信徒への手紙一16章14節)の御言葉を、参加者の方々とともに、じっくりと味わう時となりました。今日は本務の仙台宮城野教会で聖書研究・祈祷会が行われます。いずれも2024年の仕事初めです。幸先良い仕事が始められることに、心から感謝するばかりです。
 
今日選ばれたローズンゲンの言葉ですが、ふたつの聖句に共通するのは「神の栄光」、つまり、神が放たれ、注がれる光についてです。その光によって私たち一人ひとりが照らされ、そして、私たちはその光に向かって歩むことができる。そんな将来の希望について、旧約聖書のイザヤ書も、新約聖書のヨハネ黙示録も、その幻を告げています。
 
私たちは、本能的に明るいところを好み、また必要とします。明るさがないと、大切なものを探すことすらできません。余談ですが、私は今朝起きたときに、耳に装着していたイヤフォンの片方が、どこかに行ってしまったことに気付きました(夜、自律神経を整えるための音楽というものを聴いて休んでいます。どれだけ効果があるかは分かりませんが。笑)。寝室の暗闇のなかでは、イヤフォンを探すことができません。隣で寝ている妻に「ごめん。ちょっと電気をつけてもいい?」と、布団をかぶってもらって、私は寝室の電気をつけました。イヤフォンはほどなくして見つかりました。小さなことですが、あらためて光の尊さというものを実感しました。
 
今日の新約聖書の言葉には、神が治められる新しい国の都について「この都には、それを照らす太陽も月も、必要でない」と語られています。すなわち、私たちにとって本当に必要なものは何だろうかという、ひとつの問いを与えている。私はそのように受け止めました。私たちの生活には、太陽の光も月の光も、無くてはならないものです。しかし、それ以上に、私たちにとって必要不可欠な「光」があるのだと。黙示録の言葉は続いて「神の栄光が都を照らし、小羊が都の明かりだからである」と述べています。
 
小羊が都の明かり。つまり、救い主イエスそのものが、私たちを照らしてくださるというのです。イエスの言葉と行いに示された愛が、私たちの心を温め、私たちを平安へと導かれる。私たちがこの世界で生きていくに、無くてはならないもの。それがキリストの愛であり、この愛を、私たち一人ひとりが生きるための道しるべとして、必要とする世界がつくられていく。これこそ、私たちの生きる希望なのだと言うのです。
 
私たちが、新しい年2024年を生きるために、聖書の言葉に聴き、自分自身のなかで思いを巡らせながら黙想し祈るときに、それは必ずや、一年を歩むための道を照らす光として、イエスが私たちと一緒にいてくださる。そんなことを思いながら、今日の聖書の言葉に聴きました。
 
未だ被災のもとにある方々のために、特に祈ります。光を感じることのできない辛さのただなかにあるお一人ひとりのために、神が働いてくださいますように。戦火のもとに、病床のもとにある方々のために、神が今日を生きるための慰めと励ましを与えてくださいますように。皆さんのために、今日の一日に神の祝福がありますように。お祈りいたします。

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