03/01/2024

2024.1.3(水)#日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた本日の旧約聖書のことば
民数記22章18節
たとえバラクが、彼の家を満たすほどの銀と金を私にくれようとも、わが神、主の言葉に逆らうことはできません。

旧約聖書に応じて選ばれた本日の新約聖書のことば
使徒言行録5章29節
人に従うより、神に従うべきです。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用・利用

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皆さん、おはようございます。
1日の地震による災害により、生活の不安や悲しみを抱えている方々に、少しでも現実的な助けがあることを、心からお祈りいたします。そして、昨晩起きた航空機事故によって、心身の痛み、そして移動の支障のなかにいる方々のためにも、お祈りいたします。
 
さて、今日選ばれたふたつの聖書の言葉に共通するテーマは「神の御心に聴く」であると、私は受け止めました。私たちは、どんな状況にあったとしても、その場の雰囲気に合わせて判断や決断をくだすのではなく、あくまで「御言葉に聴き、祈りをもって神と向き合う」ことによって、神の御心を探り、何よりも大切にしたうえで、判断をしたり、決断をすることが私たちの個々に求められているのだと、
 
今日の旧約聖書に登場するバラムは占い師でした。イスラエル人ではありませんでしたが、ヤーウェの神を畏れ、常に神との対話を大切にしました。そのようななかで、モアブの王であるバラクは、バラムに対してイスラエルを呪うよう依頼します。モアブの地にある者たちもまた、イスラエル人が自分たちを攻撃するかもしれないという、不安と恐れのなかにありました。
 
しかし、どんなに不安や恐怖を感じている人々を前にしても、バラムは神が忌み嫌われるようなことを行おうとしませんでした。あくまで神に自分のすべきことを問い続け、神の御心に沿わないと判断し、決断し、受け入れたことを、自分の言動の指針としました。ここから彼は動くことが決してなかったのです。どんなに報酬の金銭を積まれてもです。
 
同じことが、今日の新約聖書の言葉にも言えます。時の宗教指導者たちに目をつけられ、捕えられた使徒ペトロが、自分自身にいかなる脅しをかけようとも、自分は神に従うこと以外の選択肢はないのだという決断が、今日の言葉に表れています。自分にどんな害が加えられるか分からないような状況のなかで、その不安もあったでしょうが、ペトロはあくまで、自分自身を守る神の御心を第一にしました。神の御心に沿わないことを要求する人々に従うことは、私の本意ではないと。
 
私たちは、この一点において、神との対話を大切にしたいと思うし、対話をするときにも、あくまで神の語られる言葉に真摯に聴こうとする態度、そして、祈るなかで得られる冷静さと導き。そういうものを私は大切にしたいと、今日の聖書の言葉を通して願わされました。
 
今日の一日のすべてに、神の御心が私たちの真ん中に立ちますように。生活における平安を、心からお祈りいたします。

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