02/01/2024

2024.1.2(火)#日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた本日の旧約聖書のことば
詩編54編8節
私は喜んであなたにいけにえを献げます。
主よ、恵み深い御名に感謝します。

旧約聖書に応じて選ばれた本日の新約聖書のことば
マルコによる福音書12章42節
そこへ一人の貧しいやもめが来て、レプトン銅貨二枚を入れた。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用・利用

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皆さん、おはようございます。
 
まずは、昨日発生した「令和6年能登半島地震」によって被災されておられる皆さんへ、神による慰めと励ましが、そして実際的な助けがあまねくありますことを、心よりお祈りいたします。なぜ正月早々から、こんな苦痛に遭わなければいけないのだろうかと、痛みを感じずにはいられません。引き続き祈りつつ、自分にも与えられた分というものを、誠実に果たしていきたいと思わされております。
 
さて、本日の聖書の言葉から黙想したいと思います。
今日の新約聖書は「やもめの献金」として、よく知られている聖書箇所です。レプトン銅貨2枚。最小価値のコインですから、日本で言えば1円玉のようなものと言っても良いかもしれません(実際の価値は平均的な日収の64分の1です。つまり、レプトン銅貨2枚は、1日分の生活費でした)。そのレプトン銅貨2枚を、あるやもめ(寡婦)は神殿への献金としてささげたという話です。
 
このやもめの行動を、イエスは弟子たちに対して、次のように語られました。
 
よく言っておく。この貧しいやもめは、献金箱に入れている人の中で、誰よりもたくさん入れた。皆は有り余る中から入れたが、この人は、乏しい中から持っている物をすべて、生活費を全部入れたからである。(43~44節)
 
このイエスの言葉は、私たちが神に何かを献げようとする際に、大切にされるのは「量」ではなく「質」であることを明らかにしています。つまり、量の大小がその人の価値を決めるのではなく、その人の神に向かう誠実さが、その人の価値を決めるというのです。この誠実さに基づいた判断と決断こそ、献げものが神の喜びの応答として献げられてゆくことを、私たちに思い起こさせるのではないかと、私は考えています。
 
誰からも強要されることなく、また虚栄心や自己顕示欲のためにするのでもなく、まだ誰からも妨げられることなく、神の喜びを受けた者として、ただそれに応答するために、自分に与えられているものを、自発的な思いで神に献げることの幸い。これが、今日の旧約聖書の言葉が指し示そうとしている精神なのだと、私は受け止めました。
 
今日の一日のすべてを祝福してくださる神が、あるところには慰めと励ましを、そして、あるところには守りを、そしてあるところには、喜びと平安を与えてくださいますように。私たちのためにご自分の愛を献げてくださる神とともに歩むことができますように。お祈りいたします。

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