20/01/2024

2024.1.20(土)#日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた本日の旧約聖書のことば
エレミヤ書10章12節
力によって地を造り
この方が英知によって天を広げられた。

旧約聖書に応じて選ばれた本日の新約聖書のことば
コロサイの信徒への手紙1章17節
御子は万物よりも先におられ
万物は御子にあって成り立っています。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用・利用

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皆さん、おはようございます。
今週も最終日を迎えました。一週間を振り返りつつ、明日の主の日に向かって、備えできる一日であることを祈りつつ、今日ローズンゲンに示された御言葉に耳と心を傾けたいと思います。
 
今日選ばれたふたつの聖句を通して与えられた共通するテーマは「すべてを創造された神」であると、私は受け止めました。自然を司り、私たちの命をただ守られる方としての神を想うときに、私はそのような神を「受け入れ難い」と思うことがあるのではないか、そう感じたのです。
 
特に、私は元日に発生した能登地震のことを思わずにはいられません。自然の力が人々の平和な姿に災いを与え、命が奪われ、多くの方々の生活を奪っていく、そのような姿を報道を通して触れるたびに、自然を司られる神とは何者か、命を守る神の存在とは一体どういうことなのかと、考えずにはいられないのです。
 
神には自然を御する力があることは、イエスが超自然的な奇跡を起こしたという聖書の記述を通しても想像することができます。では、そのような災害を神の力で止めることができなかったのか。そういう声というものは、災害が起こるたびに耳にします。ただ、私はこう思うのです。地球もまた「生き物」である以上、その動きには逆らえないのだと。詭弁かもしれませんが、私たちの動きを神がいちいちとどめないのと同じようにです。
 
だからこそ、私たちは今日のような聖句に出会うときに、私たちの切なる期待というものを、なんでもかんでも神に押し付ければ良いというわけではないということを、心から感じとる者でありたい。私はそう思ったのです。たとえ災いのなかにあっても、命の危機が私たちを脅かしたとしても、平和なときもどんな時でも、私たちのことを決して忘れない神がおられるのだということを。神が万物を造られたというのは、私たちのことを決して忘れないということの、紛れもない証しなのだと、私は受け止めたいと思いました。
 
どうぞ、今日の一日もそのような神がおられることの幸いを、味わえるような時でありますように。災いのなかにある方々のことを心から祈りつつ。

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