詩編30編4節
主よ、あなたは私の魂を陰府から引き上げ
墓穴に下る者の中から生かしてくださいました。
旧約聖書に応じて選ばれた本日の新約聖書のことば
ヨハネによる福音書5章25節
死んだ者が神の子の声を聞き、聞いた者が生きる時が来る。今がその時である。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用・利用
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皆さん、おはようございます。
今朝は少し遅めに起きて、ローズンゲン黙想に取り掛かっています。クリスマスシーズンの、また年の瀬のあわただしい時だからこそ、休めるときにゆっくり休んで、体調を万全にして一日を過ごしてまいりたいと思います。
さて、今日の旧約聖書と新約聖書を貫くテーマは「命のよみがえり」であると、私は受け止めました。たとえ死の闇のなかにくだろうとも、私たちを命の道へと引き上げ、導いてくださる方がおられる。この方こそ、私たちの神であり、その神が救い主としてこの世に遣わしてくださったイエスであると、ふたつの聖書の言葉は伝えています。
クリスマスとは、暗闇に光が投じられたという中心的なメッセージがあります。昨日から、仙台の街は「光のページェント」が開幕しました。定禅寺通りの街路樹がイルミネーションで輝きます。夜空に、これまでもかというくらいにまばゆく輝く光は、まさに圧巻と言えます。このイメージこそ、枯れ木に命が投じられた、つまり、新たな命が与えられるというクリスマスのメッセージに重なるのだと思うのです。
私たちが日々の営みのなかで、さも死んでしまったかのような闇を感じることがあろうとも、そのような闇と隣り合わせ、またその渦中にあったとしても、必ずや、私たちの神が光の道へと私たちをいざなってくださる。そのことを心に備えし、期待しつつ、アドヴェント最初の土曜日のときを過ごし、明日の礼拝へと備えてまいりたいと思います。
皆さんの一日に、神による幸いが豊かにありますように。お祈りいたします。
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