08/09/2023

2023.9.8(金)#日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた本日の旧約聖書のことば
イザヤ書26章19節
あなたの死者は生き返る。

旧約聖書に応じて選ばれた本日の新約聖書のことば
ヘブライ人への手紙12章1節
私たちもまた、このように多くの証人に雲のように囲まれているのですから、すべての重荷や絡みつく罪を捨てようではありませんか。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用・利用

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皆さん、おはようございます。
今日のローズンゲンに選ばれた聖書の言葉を通して、昨日あったことを思い巡らせていました。牧師代務をしている教会に連なる信徒さんが天に召されたという報せをいただき、葬儀のための準備を始めていたところでした。人間がいつかは必ず迎えることになる「死」というものを、あらためてどのようにとらえ、受け止めることができるだろうか。葬儀の機会のたびに、そんなことを思わされるのです。
 
私は、お亡くなりになられたその方とは一度もお目にかかったこともありませんでしたし、その方がどのような人生を歩んでこられ、どのような人との交流があったかも、昨日少し伺った以外は、ほとんど知ることはありませでした。しかし、ひとつだけ確かに言えることは、この方の人生は神によって祝福され、しっかりと守られ、神を介して教会での素敵な交流が与えられていた、ということでした。まさに、その生きざまというものが人を通して、私のような者にも伝えられているのだということを思わされたのです。
 
今日の新約聖書・ヘブライ人への手紙12章の言葉は、その前の11章から始まる「信仰とは」というテーマに続いて、これまで歩んできた数々の信仰の先達たちについて述べられている箇所です。今日の聖書の言葉で「多くの証人」とつづられているのがそうです。これらひとりひとりの信仰者の生きざまがバトンのように渡されていって、今日生きる私たちに継承されているのだというのです。そのバトンリレーが、私たちの今日生きるこの世の中で、いろいろなしがらみを受けながらも、人生のレースを走り抜こうではないかと、この手紙のなかに勧められています。
 
思い起こされるたびに、死んだ者をも神は記憶のなかに、また信仰者の列伝のなかで生かしてくださる。これも広く言えば、復活に希望を寄せる者が味わうことのできる醍醐味なのかもしれません。その延長線上に、今日の私がいることを思わされます。
 
どうか、今日一日もまた、神によって命がつながれていることの喜びを味わうときでありますように。お祈りいたします。

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