05/09/2023

2023.9.5(火)#日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた本日の旧約聖書のことば
イザヤ書44章22節
私はあなたの背きの罪を雲のように
罪を霧のようにかき消した。
私に立ち帰れ。私があなたを贖ったからだ。

旧約聖書に応じて選ばれた本日の新約聖書のことば
コロサイの信徒への手紙2章14節
数々の規則によって私たちを訴えて不利に陥れていた借用書を破棄し、これを十字架に釘付けにして取り除いてくださったのです。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用・利用

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皆さん、おはようございます。
今日の旧約・新約ふたつの聖書の言葉から共通するテーマは「帳消し」であると、私は受け止めました。借金という重荷が帳消しにされる。そして生活が楽になる。これは人間ならば、誰でも経験することなのではないでしょうか。
 
昨日、場をともにした私の友人がこのようなことを言っていました。「その人は生活が苦しいことで将来が不安だったが、臨時的に収入が入ったおかげで「、その後の生活が安定して、表情まで明るくなった」と。これは借金が帳消しになった話ではありませんが、経済的な重荷から解放されるというのは、人間に喜びを与えるものなのだということを、如実に知らせるものなのだと思わされたのです。
 
私たちも負いきれない重荷というものを抱えて生きています。経済的なことだけではありません。健康の問題、人間関係の問題、社会の問題、幸福や平和の問題など、問題を数え上げれば枚挙にいとまがありません。いくらでも出てくるのです。それはまるで、今日の聖書の言葉にもあるように、自分にとって不利な規則によってがんじがらめにされて、また借用書が一枚、そしてまた一枚とかさんでくるような心境なのでしょう。
 
しかし、それを破棄し、帳消しにして、いつでも元にあったところへ戻って来なさいと、私たちを招いてくださる方がおられる。それが私たちの神なのだと。雲や霧はいつかは晴れるです。神はその晴れ間を準備してくださるのだと、こう私たちに訴えておられるのです。そして、それは具体的に、イエス・キリストによる十字架上での命の犠牲が、私たちを生かすための引き換え金となったと、それで帳消しになって私たちは負債から解放されたのだと、手紙に書き綴られています。
 
私たちには重荷があるし、それを背負い続けねばならないような状況がある。しかし、それを取り除いてくださる神が、今日も私たちを招いてくださる。この招きに応じて、今日も生きることのできる幸いを味わってまいりたいと願います。皆さんの一日にも、罪という縄目を解き放ってくださる神がともにおられ、皆さんに平和を与えてくださいますように。お祈りいたします。

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