28/09/2023

2023.9.28(木)#日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた本日の旧約聖書のことば
詩編94編14節
主はその民を見放さず
ご自分の民を見捨てられない。

旧約聖書に応じて選ばれた本日の新約聖書のことば
フィリピの信徒への手紙3章20節
私たちの国籍は天にあります。そこから、救い主である主イエス・キリストが来られるのを、私たちは待ち望んでいます。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用・利用

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皆さん、おはようございます。
今日私たちに与えられた、ローズンゲンに示されたふたつの聖書の言葉もまた、私たちの神は私たちをどのように扱ってくださるのかを明らかにしています。
 
今日のふたつの聖句に呼応して示された「第三のテキスト」は、ドイツの詩人であるパウル・ゲルハルトによる賛美歌の歌詞です。このような冒頭から始まります。
 
ああ主よ、終わりにしてください
私たちの苦しみを終わりにしてください
 
人間の持つ苦悩というものを、ゲルハルトはこのような嘆願をもって神に向けています。苦しみの渦中にあるときに、いつになったらこの苦しみから解放されるのだろうか。まさに暗闇を五里霧中のようにさまよう中にあって、私たちの神こそ、それを終わらせてくださる方であるという希望と確信が、このような詩をつくりあげている。そのように思えてなりませんし、私もこの詩を歌う者でありたい。そう思わされるのです。
 
この希望と確信というものを、はるか昔、詩人は歌ったのでした。主なる神は見放すことなく、私たちをお見捨てにはならないのだと。もちろん、これは神の御心というものを自分の生き方とし、神とともに歩もうという真摯さが前提にあってのことだし、もし、そうでなかったとしても、神は私たちを見捨てずに、私たちが神とともに生きることの幸いを味わえるように、私たちの至らなさというものをも、いろいろな形を通して、私たちに気づかせてくださる方なのだということを、歴史を通して私たちに伝え続けてくださっています。
 
だからこそ、旧約の民がどんなに神とともに歩めなかった歴史があったとしても、イエスを救い主として私たちに与えてくださった。ひとりも滅びることなく、永遠の命を得ることができるようにしてくださったのは、他ならぬ私たちを見捨てなかった神御自身なのです。
 
それで、私たちは自分たちの国籍のある天から来られるイエスを、心から待ち望む者であり続けたいのです。切に待ち望んでいる。私たちはそのような思いを保ち続けることができるだろうか。そんなことを問いつつも、待ち続けたい、希望を忘れず歩む者でありたい。そんな願いが、今日私の思いのなかにあふれてきました。本当に感謝なことでした。
 
苦境にある私たちの心をすべてご存知である神が、私たちをそんななかでも平安な思いで満たしてくださいますように。祈りつつ、みなさんの主にある平安を、心からお祈りいたします。

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