02/08/2023

2023.8.2(水)#日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた本日の旧約聖書のことば
詩編118編5節
苦難のただ中から私は主を呼んだ。
主は答えて、広い所に私を解き放った。

旧約聖書に応じて選ばれた本日の新約聖書のことば
コリントの信徒への手紙二1章7節
私たちがあなたがたについて抱いている希望は揺るぎません。なぜなら、あなたがたが苦しみを共にしてくれているように、慰めをも共にしていると、私たちは知っているからです。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用・利用

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皆さん、おはようございます。
昨日の仙台は、幾分か過ごしやすい一日ではありましたが、それでも最高気温は決して涼しいとは思えないものでした。おそらく室内で一日を過ごしていたからかもしれませんし、体調も悪くなかったからかもしれません。無事に一日を過ごすことができたのは感謝なことですし、今日もそのような一日でありたいと願うばかりです。皆さんも健康が十分に守られますように、祈りたいと思います。
 
今日の旧約聖書と新約聖書をつなぐ言葉は「苦難」であると、私は受け止めました。生きづらさを抱えているときに、目の前にはだかる壁に絶望するときに、どんなに頑張っても明るい兆しが見えてこないときに、私たちはその苦難のなかで、どのように歩むことができるのだろうか。改めて考えさせられるテーマです。
 
そういう意味で言えば、聖書は一貫して私たちに「生きる希望」というものを与え続けています。たとえ苦しくても、そのことをすべてご存知である神がおられることを、聖書はためらうことなく私たちに伝えようとしています。神がいるならば、さっさと苦しみを取り除いて欲しい。そもそも人間が苦しまないようにしてほしいと、私たちは願うでしょう。しかし、私たち人間がこの世界で生きている以上、私たち自身があらゆる差しさわりを助長していることを忘れてはならないのだと、私は思うのです。
 
この世の中にあるあらゆる差しさわり、障害というものから、すべて解放されることはありません。大切なのは、そういうものを抱えながらも、そのことが原因で、さらなる差しさわりというものを拡大して、生きづらさというものを抱えなければならない状況から、いかに私たちが回避できるかということなのだと、私は考えます。
 
そのために、私たちには叫び求める方がともにおられる。苦難に慰めと希望を与える、私たちの神がおられるということを、愚直に受け止めていきたいのです。あらゆる障害を促進する神ではなく、苦しみから必ず解放へと導いてくださる神へ、叫び、祈り、なさる御業に希望を託して今日も生きる。そんな一日を、今日も過ごしていきたいと思わされました。
 
どうか、皆さんの一日も、たとえ苦しくても、そこに神が与えてくださる慰めと希望があふれ出るようなときでありますように。心よりお祈りいたします。

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