15/08/2023

2023.8.15(火)#日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた本日の旧約聖書のことば
箴言16章7節
人の歩みが主の喜びのうちにあるとき
主はその人を敵とも和解させる。

旧約聖書に応じて選ばれた本日の新約聖書のことば
マタイによる福音書5章44~45節
敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい。天におられるあなたがたの父の子となるためである。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用・利用

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皆さん、おはようございます。
今日は、日本がポツダム宣言を受諾し、無条件降伏、つまり敗戦を宣言した1945年8月15日から78年が経ったことを祈念する日です。いわゆる終戦記念日・敗戦記念日と呼ばれる一日を、私たちは過ごすことになります。おそらく日本国中が意識して、平和というものを考えることのできる、数少ない一日となりましたし、そうでなくても、この8月15日が忘却のかなたへ追いやられてしまうのではないだろうかと、危惧を覚えたりします。私もまた「戦争を知らない」世代であり、自分自身のこととして、平和というものをつくり出す者のひとりでいなければならない。そんなことを改めて願わされます。
 
そんな思いのなかで、今日いただいた聖書のことばは、まさに神が狙いを定めたかのように与えてくださったものと受け止めました。神は日本のためにこの聖句を準備したわけではないでしょう。Die Losungenが出版されているドイツの終戦記念日は5月8日ですから。。。
 
しかし、今日は私の勝手な受け止めで、これは日本に与えられた聖書の言葉なのだと、そう思いたいのです。私は、日本に住むキリスト者として、本当の意味での平和に私たちを導いてくださるのは、愛と平和を私たちへ生き方をもって示してくださったイエス・キリストその御方であることを信じて、キリストの弟子として、キリストとともに歩む者でありたいと心から願わされます。
 
人の歩みが主の喜びのうちにあるとき
主はその人を敵とも和解させる。
 
主なる神の喜びとは、私たちが平和に生きることであって、私たちの歩む人生の日々が、そのような神の喜びに連動するようなものであるとすれば、たとえ敵となるような存在が間近にあったとしても、和解が可能であることを私は希望としたいのです。だた、そのためには、私たちにとって究極の仲立ちが必要なのでしょう。それが、イエス・キリストに他ならないのだと、私は受け止めたいのです。
 
そのイエスが私たちに説かれた「愛敵の教え」は、私たちだけでは到底不可能な出来事でも、その愛が「神の愛」だからこそ、つまり、神が私たちの真ん中に立たれるからこそ、実現可能なものとなるのだと、かつてイエスが山上から人々に向けてお語りになられた言葉を、私は想像しながら、愛と平和を自分自身の生き方としていきたい。たとえ失敗を繰り返してでもです。
 
そんなことを想いつつ、今日も皆さんの一日に、神の愛と平和が豊かに宿ることを心からお祈りいたします。

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