詩編138編2節
あなたの慈しみとまことのゆえに
御名に感謝を献げる。
御名と仰せを大いなるものとされた。
旧約聖書に応じて選ばれた本日の新約聖書のことば
ペトロの手紙一1章23節
あなたがたは、朽ちる種からではなく、朽ちない種から、すなわち、神の変わることのない生ける言葉によって新たに生まれたのです。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用・利用
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皆さん、おはようございます。
今日選ばれたふたつの聖書の言葉から、私たちは「神の仰せ」という言葉と「神の生ける言葉」という共通するキーワードを見つけることができます。神が聖書を通して語られる言葉について、詩人ダビデは神の慈しみと真実が込められたものであると歌い、イエスの弟子ペトロは人間を生かす、決して朽ちることのない永遠の言葉であると私たちに伝えています。
ダビデは、「御名と仰せ」というように、神の言葉と神のお名前をセットにして神を賛美しているというところに、重要なポイントがあるように私は感じます。神である主のお名前は「私はいる」であり、それは私たちとともにおられる神という、とても大切なメッセージを私たちに与えています。私たちとともにいてくださる神が、私たちに生きるための言葉を語りかけ続けてくださるというのです。それこそ、神の慈愛の思いであり、神が真実な態度で私たちひとりひとりを取り扱ってくださる。この神をダビデ王は賛美しました。
私たちがどんなコンディションにあったとしても、神の言葉は変わることなく、私たちに語りかけてくださる。もし、何かが変わることがあるのであれば、それは私たちの心境や態度というものでしょう。私たちは大いに揺れ動きます。激しい浮き沈みのなかで、神を自由に評価します。時に持ち上げたり、そして落としたりと言った具合にです。
しかし、神はそんな私たちの姿をご存知なうえで、決して変わらない言葉を与え続けられる。私たちに「平安」の心が与えられるのは、そのような神の安定感がかもし出すゆえのことなのだと、私は受け止めたいと思いました。
今日も、そのような神の言葉に支えられることに感謝しつつ、一日を歩むことができますように。そのような言葉によって、皆さんの一日に豊かな平安の思いが与えられますように。お祈りいたします。
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