04/05/2023

2023.5.4(木)#日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた本日の旧約聖書のことば
詩編119編172節
私の舌はあなたの仰せを歌います。あなたの戒めはすべて正しい。

旧約聖書に応じて選ばれた本日の新約聖書のことば
ローマの信徒への手紙1章12節
私は福音を恥としません。信じる者すべてに救いをもたらす神の力です。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用・利用

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救い主イエスの復活26日目を迎えました。
 
今日から明日にかけて、私が所属する日本基督教団東北教区定期総会が、山形学院高校を会場に開催されます。しかし、総会日程が決まる前から、山梨・河口湖で開催される「GRC(Global Returnees Conference)23」という帰国者クリスチャンの集会で、カルトについての講演をすることになっています。仙台→河口湖→山形という移動中心の一日となりますが、ひとつひとつに心を込めて一日を過ごしてまいりたいと思います。皆さんにとってのゴールデンウィークの一日が、祝福のうちにありますように。お祈りいたします。
 
さて、本日の旧約聖書には「あなたの戒めはすべて正しい」という一文があります。ここで言う「戒め」とはいったい何か。そのことに注目してみたいと思いました。私たちは「戒め」という言葉にどんなイメージを抱いているか。それは「戒律」というイメージであるかもしれません。戒律と言えばとても厳しいといったイメージです。神の与える戒めとは、厳しさを与えるものなのだろうか。そんなことを考えるかもしれません。確かに厳しさというものがあるかもしれませんが、厳しいか厳しくないかを考える前に、そもそもここで言っている戒めとは何かということに注目したいのです。
 
結論から言えば、神が与える戒めとは、それすなわち「神が与え、注いでくださる愛を、私たちの中心とせよ!」という戒めであり、この戒めがあってこそ、神の正しさというものが私たちの世界にあまねく広がりゆくことを、神は期待しておられるということに尽きると私は考えています。その愛に生きる。確かに私たちにとっては厳しいことであるかもしれません。しかし、神はご自分の愛を通して私たちを大切に守り続けてくださる。そのことを私たちが心底から理解するならば、この世の中は平和な世界になるに違いない。私はそのことを心から望みたいと思っています。
 
決して、世間一般に言われている戒律というものと訳が違うのだと受け止めたいのです。そのことを、後にキリストの弟子となり宣教者となったパウロは「福音」という言葉を用いて表現しています。私たちに幸福をもたらす音声・知らせこそ福音であり、福音とは神による愛のチカラがあふれんばかりに込められている。まさに神がご自分の正しさをもって示される愛そのものに他ならないのだ。その愛の言葉が今日も私たちに与えられて、私たちの内に働き、私たちもまた神の愛に生きることができるのだと。そのことを心からこいねがう者でありたいと願わされました。
 
キリストを通して働く神の愛が、今日も私たちのあいだに、私のうちに、豊かに働きますように。そのことを願いつつ、心からお祈りいたします。

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