31/05/2023

2023.5.31(水)#日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた本日の旧約聖書のことば
詩編30編12節
あなたは私の嘆きを踊りに変え
私の粗布を解き、喜びを帯とされました。

旧約聖書に応じて選ばれた本日の新約聖書のことば
ローマの信徒への手紙15章13節
希望の源である神が、信仰によって得られるあらゆる喜びと平和とであなたがたを満たし、聖霊の力によって、あなたがたを希望に満ち溢れさせてくださいますように。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用・利用

******
 
皆さんおはようございます。
昨日は関西から東京へ移動し、見えにくくなったメガネを新調しようと思い、20年近くお世話になっている眼鏡屋さんに行きました。前回メガネを新調したのが3年前、ちょうどコロナ禍が始まったころで、国からいただいた給付金でメガネを買ったのを思い出しました。あれから3年も経ったのだと。時の速さを感じます。結果として、近眼が改善されたのと、老眼がかなり進んだとのことでした。パソコンの文字や本を読むのがつらいと感じていましたので、新しく出来上がるメガネがとても楽しみです。なぜ、わざわざこの眼鏡屋さんでというと、私の愛用している丸メガネのフレームがこの店にあるからで、その在庫も今回新調したもので最後なんだとか。今あるフレームを大切に使わなければと思った次第です。
 
さて、私の話はここまでにして、今日選ばれた聖書の言葉を通して思い浮かんだのは、「喜びに向かわせてくださる神への希望」という言葉でした。神は、私たちひとりひとりを苦しみや痛みから解放されることを、心から望んでおられる方なのだと。その神が、私たちを解放後の喜びへと向かわせてくださる。そういう神のお働きというものに、私たちは大いに期待し、希望を抱くことができると、聖書の言葉は私たちに語ります。
 
もう生きる価値などこれっぽっちもない。
先日、数十年ぶりでお会いしたある方の言葉です。その方は長年連れ添った妻を亡くして、ご自身も病身であるなか、住居のこと、今後の生活のこと、経済的なことでとても困っておられることを伺いました。もう私は生きている価値なんてないんだ。そうおっしゃっていたのです。
 
しかし、その方にお会いして、なんも心配のないことを伝えました。そして、今後その方が福祉的なサポートを受けることができるように、お手伝いをすることになりました。そうしたら、明らかにその方に「希望」が芽生えていくのを感じたのです。後日お電話で話したときに「ご飯を食べてますか?」と尋ねましたら、「はい!生きる希望がわいてきましたから。」と、電話の向こうからおっしゃってくれました。
 
その方は神を信じたからそうなったわけではありません。しかし、明らかにその方を生きる力へ導かれるのは、他ならぬ神であることを私が信じることで、その方にも神の愛が伝わることをただ願い、私も本当に微力ながら、神の愛を携えてその方に接することができるのだと。これも希望なんだと信じて、その方の人生に寄り添いたいと思わされた次第です。
 
嘆きを踊りに、懺悔の象徴と呼ばれている粗布を脱がせ、喜びへと導かれる神がともにおられる。そんなことを心の希望として、今日の一日を歩むことができますように。お祈りいたします。

0 件のコメント:

コメントを投稿