ゼカリヤ書2章9節
私自身がエルサレムを取り囲む火の城壁となる――主の仰せ。
旧約聖書に応じて選ばれた本日の新約聖書のことば
使徒言行録2章1,3~4節
五旬祭の日が来て、炎のような舌が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどまった。すると、一同は聖霊に満たされた。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用・利用
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皆さんおはようございます。そして、ペンテコステおめでとうございます。聖霊なる神が豊かに私たちに与えられたことを、心から喜び祝うことができる。その喜びを与えてくださった神に、心から感謝と賛美を捧げたいと思います!
聖霊。階上の部屋で祈っていた弟子たちに降り注がれたのは、炎のような聖霊でした。舌のようなかたちをもって私たちに与えられることによって、私たちは神の知恵に基づいた命の救いと、救い主イエスを宣教する力が与えられました。聖霊なる神の助けは人を全人的に癒し、私たちに活力を与えるとイエスが約束してくださった通り、復活の命を具体的に私たちの生活に与えてくださいました。
その炎が、私たちを守る。今日の旧約聖書の言葉であるゼカリヤ書2章の言葉には、エルサレムの城門が人々を守るように、神が御自ら降り注ぐ「火の城壁」となってくださることが記されています。聖霊なる神の働きが「弁護者」としての役目を果たされることからも、今日のゼカリヤ書の言葉は、ペンテコステを祝うにとてもふさわしい御言葉であることが分かります。私たちを守られる炎のような聖霊が、ペンテコステの時に、弟子たちに余すところなく降り注がれ、それは瞬く間に、何千、何万もの人々の心に燃え広がりました。それは決して被害をもたらすものではなく、人々に情熱というものを与えるものなのなのだと。
私たちが弱り果て、自分自身の力ではどうすることもできない状況にあったとしても、この炎が私たちをしっかりと守ってくださるからこそ、私たちは守られて生きる幸いというものを味わうことができるのだと。そんなことを、今日のペンテコステの一日、そこから始まる聖霊降臨の日々を歩んでまいりたいと思います。
どうか、世界中で祝われるペンテコステの恵みが、皆さんとともにありますように。お祈りいたします。
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