14/05/2023

2023.5.14(日)#日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた本日の旧約聖書のことば
ダニエル書6章23節
ダニエルは言った。
私の神が御使いを遣わしてライオンの口を塞いでくださったので、ライオンは私に危害を加えませんでした。

旧約聖書に応じて選ばれた本日の新約聖書のことば
ヨハネによる福音書10章27~28節
イエスは言われる。
私の羊は私の声を聞き分ける。私は彼らを知っており、彼らは私に従う。また、彼らを私の手から奪う者はいない。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用・利用

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救い主イエスの復活36日目を迎えました。
 
皆さん、おはようございます。イースター後5回目の日曜日を迎えました。主イエスの復活の日々も終わりを告げようとしています。イエスの復活によって、安心を得た弟子たちにとって、再びイエスとの別れを経験しなければなりません。実はそうではないのですが、弟子たちとっては、聖霊が降るペンテコステの時まで「主がいつまでも私たちとともにおられる」ことを、心から理解することはなかなかできなかったことでしょう。しかし、神、そしてイエスは常日頃から、私があなたがたから決して離れることはないと、何度も何度も約束されておられました。それが、まさに本日私たちに与えられた聖書の言葉そのものであると言えるでしょう。
 
檻の中のライオンに今や襲われかねない預言者ダニエル。しかしそのダニエルが無傷でいられたのは、神がダニエルとともにいてくださり、ダニエルの命を守られたからでした。このことを通して、バビロニアの王であるネブカドネツァルはダニエルの神を大いにたたえます。異教の神を信じる王ですら、神がご自分の民をしっかりと守られることに驚嘆し、ほめたたえずにはいられなかった。とことん命を守られる神の姿に、私たちはその言葉を通して接することができるというのです。
 
そして、その神の思いはイエスに引き継がれます。イエスは言います。良い羊飼いとして羊をとことん守り抜くその姿勢というものを、弟子たちに告げられました。羊はいつ狼などの外敵に襲われてもおかしくない状況のなかで、ただ羊飼いの導きによって平安に暮らすことのできる存在です。その羊を弟子たちにたとえられたイエスは、外敵から奪われることはないのだと、弟子たちに告げられたのです。
 
そして、羊は、羊飼いの声を聴き分けるとあります。私たちもまた、どこに神の声があるのかを、聴き分けることがイエスによって可能にさせられると、イエスご自身が語りかけてくださいます。神の声を聴き分けるのも、私たちの能力いかんによってではなく、イエスがご自分の言葉と行いを私たちに示されることによって、私たちが聴き分けることができるように整えてくださいます。それが、神の言葉である聖書と、聖霊の導きによって明らかにされるというのです。
 
イエスの昇天を目前に控える弟子たちを前にして、イエスは弁護者たる聖霊の助けを弟子たちに告げられました。そして、やがてその聖霊の助けを十分に受けた弟子たちは、究極の羊飼いであるイエスの声をしっかりと聴き分けることができるよう導かれました。私たちもまた、その声に導かれながら、新しい日々を主と共に歩むことが大いに許されているのです。
 
主の日でそのメッセージを私たちは聴くことができます。どうか世界中で行われる主の日の礼拝というセレブレーションが、主とともに、私たちとともにありますように。そして新しい一週間を迎えることができますように。心よりお祈りいたします。

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