10/04/2023

2023.4.10(月)#日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた本日の旧約聖書のことば
出エジプト記14章14節
主があなたがたのために戦われる。あなたがたは静かにしていなさい。
 
旧約聖書に応じて選ばれた本日の新約聖書のことば
コリントの信徒への手紙一15章57節
私たちの主イエス・キリストによって私たちに勝利を与えてくださる神に、感謝しましょう。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用・利用

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救い主イエスのご復活を祝うイースターから一日が過ぎました。イエスは復活されたその日から、40日間にわたって弟子たちにその姿を現されて、人々とともに過ごされました。

使徒言行録1章3節
イエスは苦難を受けた後、ご自分が生きていることを、数多くの証拠をもって使徒たちに示し、四十日にわたって彼らに現れ、神の国について話された。

せっかく、これまでのレントの期間も「レント〇日目」と書き綴りましたので、ここでも「イエスの復活〇日目」という書き出しをもって始めたいと思います。ということで、今日は「イエスの復活2日目」ということになります。40日目は5月18日の「昇天祭」です。この期間、イエスのご復活を心に留めながら、御言葉に聴きたいと思います。
 
余談ですが、私がかつて暮らしていたドイツでは、イースターの翌日は「イースター月曜日」という祝日です。私がドイツへ渡った2012年、私は食料を買うのをすっかり忘れていました。近所のスーパーは前週土曜日の午後2時から月曜日までお休みなのです!その話を聞いていたのに、なんとも間抜けな話です。幸い、教会の信徒さんが食べ物を差し入れてくださり、とても助かったのを思い出しました。
 
私は思ったのです。便利さも大事だけど、そういう便利さから離れて、たとえ不便のなかでも自分自身をゆっくりと休ませて、ただ静まってその時を過ごすことは本当に大切なのだと。心静まるなかで、神のお働きにじっくりと思いを寄せて、安心してその時を過ごす。イースター翌日の、そういう豊かな過ごし方があるのだとドイツにいる間に徐々に思わされたことも思い出しました(とはいっても、牧師館の2軒先にあったカフェレストランの断食明けイースタービュフェもまた、私の楽しみでしたが・・・)。
 
そんなことを思いながら、今日のローズンゲンに示された聖書の言葉に、私は引き寄せられました。「あなたがたは静かにしていなさい」という、神の言葉です。どんなに心騒ぎ、恐怖が私たちを襲うことがあろうとも、神は私たちのために働かれる、戦われる。だから、あなたがたはただ心静まり、その時を過ごしなさいと。
 
泰然自若という言葉も思い出しました。大変なときこそ落ち着いていることの大切さを教える四字熟語ですが、それは自分自身の忍耐力であるとか努力からというよりは、私たちのために戦われる神がおられるからこそ、私たちは泰然自若でいたいという思いにさせられるのです。
 
そして、今こそ、神の繰り広げられる戦いに勝利された救い主、イエス・キリストがおられるのだというのが、今日の新約聖書の言葉です。静まることで得られる幸いと祝福。勝利者イエスをいただくことへの安心感が、イースターの季節、特にイースターの余韻冷めやらぬ今日一日の過ごし方かなのかと思わされました。
 
もちろん、お仕事や学校など、世の中は普段の平日に過ぎませんから、一日を静まって過ごすことは難しいかもしれませんが、それでも、心静めるひとときが与えられるのであれば、復活の喜びを心に想う時間となりますことを、心からお祈りしております。私の手帳は、今日は真っ白ですので、ただ静まって喜びに満たされたいと思います。
 
皆さんにとっての一日が、主の守りと祝福のうちにありますように。お祈りいたします。

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