14/03/2023

2023.3.14(火)#日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた本日の旧約聖書のことば
イザヤ書66章18節
私はべての国と諸言語の民とを集めるために来る。彼らは来て、私の栄光を見る。
 
旧約聖書に応じて選ばれた本日の新約聖書のことば
コリントの信徒への手紙二4章6節
「闇から光が照り出でよ」と言われた神は、私たちの心の中を照らし、イエス・キリストの御顔にある神の栄光を悟る光を与えてくださいました。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用・利用

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四旬節(レント)18日目を迎えました。
仙台の街は、昨日雨が降りました。前回は雪、それが雨となったのだと思ったら、春が着実に訪れているなと。少し寒くなりましたが、それでも恵みの雨のうるおいを感じる一日でした。
 
さて、本日私たちに与えられた聖書の言葉を通して与えられたテーマは「神の栄光」であると私はとらえました。光まばゆい神の栄えを、私たちは見ることができるし、私たちの心を照らしてくださるというのです。
 
では、私たちはどのように神の栄光というものを見るのでしょうか。私たちは人を見るように神を見ることができなければ、人と会話するように、肉声というものも聴くことができません。もちろん、私たちの心に神の姿を見、その声を聴けるということはあるでしょう。しかし、私は思うのです。今から2000年前に人々がイエスの姿に実際に触れたように、私もその姿に触れることができたら、どれだけ素敵なことだろうかと。
 
しかし、今となってはやがて来るキリストの再臨のときまで、それが叶うことがないでしょう。しかし、それでも私たちは神の栄光を見ることができるのだと。そのために、私たちに与えられたのが、聖霊なる神が与える具体的な恵みであると、私はとらえたいのです。
 
聖書の言葉は、聖霊の力と助けによって、神の言葉となる。イエスが私たちの生活のただ中に立たれて、私たちにその声を語りかけてくださるのを私たちが感じるのは、聖霊の助けと慰めがあってこそのものです。ですから、私たちはそのイエスの声を聴き取るように、聖書の言葉に触れ、それに親しみ、自分自身の生き方とすることができるのだと思います。まさに、本日の聖書の言葉にもあるように、私たちの心が神の栄光によって照らされると言えるのです。
 
神の言葉は、人を恐れに陥れ、苦しめるためにあるのではなく、神の栄光が人の心を照らし、それによって生きるべき道を見い出すことができ、その道を闊歩することができるように与えられるものである。聖霊の助けをともなった聖書のことばのあるところに、救い主イエスのリアリティというものを感じ取りたい。そういう一日を本日も過ごしてまいりたいと願わされました。
 
私たちの心の闇に光を与え、今抱えている困難や人と人とのあいだにある闇を神が照らしてくださいますように。神の栄光があるからこそ、この世界に平和が訪れることを願いつつ、今日の一日を過ごすことができますように。皆さんの平和のために、お祈りいたします。

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