19/02/2023

2023.2.19 (日)#日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた本日の旧約聖書のことば
詩編42編9節
昼に、主は命じて慈しみを私に送り
夜には、主の歌が私と共にある
わが生ける神への祈りが。
 
旧約聖書に応じて選ばれた本日の新約聖書のことば
マタイによる福音書14章23節
(イエスは)群衆を解散させてから、祈るために独り山に登られた。夕方になっても、ただ一人そこにおられた。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用・利用

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本日の旧約聖書と新約聖書を貫くテーマは「祈り」であると、私は受け止めました。神とじっくりと対話するひと時としての祈りというものを、私はいかに大切にしているだろうか。そんな問いを思わされる、そのような聖書の言葉であると感じました。
 
忙しい一日の務めを終えて、暮れ行くなかでひとり静かに祈るイエス。本日の新約聖書の言葉が伝えるメッセージです。実際に、ついさっきまで、イエスは五千人の群衆に対して、奇跡によってパンと魚を与えていたことが聖書に記されています。弟子たちを先に舟に乗せて、ひとりの時を大切にしたイエスの姿を思い浮かべることができます。
 
話題はずれますが、孤独という言葉にはふたつの意味があると言われています。ロンリネスとソリチュードという言葉です。ロンリネスとは「寂しさ」を指す言葉であり、孤独でいることに耐えられないような、独りぼっちを感じるような状況のことを指します。一方でソリチュードとは、孤独でいることでかえって充実感を抱くことができる状況のことを指します。同じ孤独でも、全然違う方向性を生み出していることが分かります。孤独を感じるならば、ロンリネスよりソリチュードであることの方が、結果として私に良い影響を及ぼすということなのでしょう。
 
イエスが大切にした祈りとは、まさにソリチュードなのだと、私は受け止めました。孤独の祈りというものが、決して孤独ではなく究極的かつ絶対的な他者である神が、私とともにいてくださることを確認する大切な機会なのだと。私はイエスの姿から、そのような祈りの大切さを、改めて思わされました。決してロンリネスではない孤独を、今日という一日を終えようとする時に、祈りを通して是非実感したい。そのように願わされました。そうすることで、本日の旧約聖書の言葉にもあるように、「夜には、主の歌が私と共にある。わが生ける神への祈りが」という詩人の思いを私も実感できるようになれば、新しい一週間も健やかに過ごすことができるかなと思わされました。
 
どうか、皆さんの祈りの生活もまた、豊かに祝されるひと時でありますように。お祈りいたします。

2 件のコメント:

  1. 人には休息が必要です。それを一日の業を終えて眠りにつく前に取るひと時を神との会話を祈りに充てる事が新しい明日への祈りと活動の源になると思いたい。

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    1. 心からアーメンです!
      コメントありがとううございます。

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