18/02/2023

2023.2.18(土)#日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた本日の旧約聖書のことば
詩編73編25節
天では、あなたのほかに誰が私を助けてくれようか。
地には、あなたのほかに愛するものは何もない。
 
旧約聖書に応じて選ばれた本日の新約聖書のことば
ローマの信徒への手紙8章38~39節
私は確信しています。死も命も、天使も支配者も、現在のものも将来のものも、力あるものも、高いものも深いものも、他のどんな被造物も、私たちの主キリスト・イエスにある神の愛から私たちを引き離すことはできないのです。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用・利用

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誰も引き離すことのできない神の愛、キリストの愛。
 
本日の旧約・新約聖書から聴くことのできる、共通するメッセージがここにあります。『日々の聖句』(ローズンゲン日本語版)では、本日の旧約聖書である詩編73編25節は、このように日本語に訳されています。
 
あなたさえ私のところにいてくださるのであれば、私は天地の何をも問題としません。
 
神の愛というものは「共にいる」ということによって明らかにされるというのが、旧新約聖書を通して一貫して語られるメッセージです。神の名が示す「私はいる」という意味こそ、神御自身による愛の体現であり、神を信じ、神と共に歩んだ信仰者たちも、「私はあなたと共にいる」という言葉に支えられたからこそ、神と共に歩む人生を生きることができました。何の保証もないのに、信仰者が自分の「強い意志」だけで歩むことなどできなかったのです。もし、強い信仰のことばかりが信仰者の間で語られているとするならば、それは神をそっちのけにしているか、「弱いときにこそ強い」と語ったパウロの意見に同意しているかのどちらかだと、私は思わされるのです。
 
天地にはあらゆる問題があり、私を悩ませます。悩みなき人生など、ありえないのが私たちの現実です。しかし、あなたがいてくださるのであれば、あなたの愛があるのなら、私はそれらの悩みは問題ではないのだ。問題だけれども問題じゃないんだと告白した詩人の思いに、とても励まされる思いがします。どんなに悩んでも、私のことを理解してくれていて、本当に私のことを助けてくださる方がそばにおられるならば、どれだけ安心できることでしょう!私はそれを神の現臨というものに見たいのです。
 
新約聖書においても、救い主イエスをそのように見ていた使徒パウロの言葉に聴くことができます。この世にある何物をも、私たちの主キリスト・イエスにある神の愛から私たちを引き離すことはできないのだと、パウロは断言します。パウロも自分のこと、周りのことで悩み多い人生でした。パウロは決して強靭な信仰の持ち主ではなく、常に自分の心にある罪や「とげ」の問題に悩み、宣教者として経験するさまざまなトラブルやアクシデントに翻弄されることもありました。にもかかわらず、パウロにそのような告白をなさしめたのは、共にいる神、インマヌエル(神はあなたと共にいる)と名付けられた救い主、イエス・キリストがパウロとともにいてくださったから。自分の弱さを十二分に補ってくださる方が共におられたからこそ、パウロはこのような告白ができたのだろうと、思えてならないのです。
 
そのような神の愛に支えられながら、一週間を振り返りつつ最終日の一日を歩んでまいりたいと思わされました。どうか皆さんにとっての一日もまた、決して引き離されない神の愛がともに、豊かにありますように。お祈りいたします。

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