31/01/2023

2023.1.31(火)#日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた本日の旧約聖書のことば
詩編102編28節
しかし、あなたは変わることなく
あなたの歳月は終わることがありません。
 
旧約聖書に応じて選ばれた本日の新約聖書のことば
ヨハネの黙示録1章4(~5)節
今おられ、かつておられ、やがて来られる方から、恵みと平和があなたがたにあるように。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用・利用

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今おられ、かつておられ、やがて来られる方。
 
昨日のローズンゲンに示された新約聖書の言葉であった、マタイによる福音書28章20節は、「私は世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる」というイエスの言葉でした。
 
その後、私のブログを毎日読んでくださっている方から、ご質問を受けました。「世の終わりの後でも、イエス様は私たちと共にいてくださるのですか」というものでした。このようなご質問をいただきますと、ローズンゲンを介して、御言葉の分かち合いというものができることの喜びを、しみじみと感じさせられます。とても感謝なひと時でした。
 
私は「もちろんです」と答えました。世の終わりの後に完全に訪れる神の国において、神は私たちと共にいてくださるという「インマヌエル」の約束を果たされます。これこそ、神が創造当初に思い描いた「神の国の完成形」なのだと、私は受け止めています。
 
そんなことを想いながら、今日与えられたローズンゲンの言葉は、まさに「永遠なる神」を想うことのできる言葉でした。変わることなく、終わることのない神の歳月について、詩人は賛美しました。それは神御自身が不動不変の存在であるという意味もさることながら、私たちと共にいてくださるという約束が、決して改変されることなく永遠にわたっていくのだと、私は受け止めたいのです。
 
そのことが、今日の新約聖書の言葉であるヨハネの黙示録における冒頭の言葉にも、如実に示されています。ヨハネの黙示録を受け取った読者たちは、ローマ帝国による厳しいキリスト教迫害のなかにあった信仰者たちと言われています。まさに命の危機のなかで生き、終わりというものを意識しなければならないような状況のなかで、手紙の挨拶文に記されたのは、昔も、今も、そしてこれからも、変わることなく私たちに恵みと平和を与えてくださる神が共におられるということを、読者に意識させる言葉だったのです。
 
危機にある時にこそ、神が永遠のなかで与えてくださる恵みと平安のありがたさというものを感じられるような思いを大切にしたい。そんなことを改めて思わされます。約3年間にわたった新型コロナウイルスによる危機からも、解放のきざしが見えてきているように感じますが、この3年間という期間が、命の尊さであるとか、当たり前だと思っていたことが、実は当たり前でなかったということを、実感する時でもありました。
 
そういう意味では、どんなときにも私たちを守ってくださる永遠なる神が、ご自身の御手のなかで危機の時も、喜びの時も。昔も今も、そしてこれからも、私たちを守り続けてくださるのだ。そんな希望を胸に歩みたいと改めて思わされました。そんな神の守りが、今日も皆さんと共にありますように。お祈りいたします。

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