29/01/2023

2023.1.29(日)#日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた本日の旧約聖書のことば
詩編80編20節
万軍の神、主よ、私たちを元に返し
御顔を輝かせてください。
その時、私たちは救われるでしょう。
 
旧約聖書に応じて選ばれた本日の新約聖書のことば
ルカによる福音書1章78~79節
これは我らの神の憐れみの心による。
この憐れみによって
高い所から曙の光が我らを訪れ
暗闇と死の陰に座している者たちを照らす。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用・利用

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新しい一週間が始まりました。1月も早いもので、最後の日曜日を私たちは迎えているわけですが、世界にどんなことが、また私たちの生活にいかなることが起きようとも、週の初めが訪れ、私たちに日曜日のひと日が与えられる。この当たり前とも思えるようなことでも、一旦立ち止まってその当たり前のことを黙想すれば、そこには何とも言えない嬉しさのようなものが生じてくる。そんな風になれたらと思いつつ、本日の聖書の言葉に聴きたいと思いました。
 
本日の旧約聖書と新約聖書を結ぶキーワードは、輝きであると私は受け止めました。主なる神から放たれる御顔の輝き、祭司ザカリヤによって歌われた賛歌に込められた、救いという朝日の輝き。そのどれもが、暗闇から徐々に明るんできてやがて東の空を赤く染めるあの輝きを、私たちは自分たちの神に、救い主イエスに見ることができるというのです。少なくとも私たちの先達たちは、新しく訪れる朝ごとに与えられる命を想い、命を与えてくださる神に感謝し、たとえうなだれていたとしても、この朝日の輝きによって、神の助けを待ち望んだのではないだろうか。そう思えてならないのです。
 
本日の旧約聖書である詩編80編20節にある「私たちを元に返し」という神への願いの言葉ですが、これは詩人が、神のもとに私たちを戻してください、私たちをあなたのもとで守り導いてくださいという意味でとらえることができますが、ローズンゲン原著に示されたドイツ語聖書によると、この部分は「私たちを慰めてください」という、より具体的な表現になっていることは、とても興味深いと思いました。神が放つ輝きに生きるというのは、つまり、神の慰めを受け、神の憐れみと慈しみをいただきながら、私たちが生きることができるのだ。そのように私たちを導いてくださる神がともにいてくださるのだと。変わることなく朝日とともにやってきた今日という一日もまた。
 
世界中で行われる主の日の礼拝、そして、安息の一日をそれぞれの場で過ごされる皆さんに輝きを与えてくださる神が、十分に皆さんを祝福してくださいますように。お祈りいたします。

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