09/11/2022

2022.11.9(水) #日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた本日の旧約聖書のことば
イザヤ書11章9節
水が海を覆うように
主を知ることが地を満たすからである。
 
旧約聖書に応じて選ばれた本日の新約聖書のことば
ヨハネによる福音書16章13節
その方、すなわち真理の霊が来ると、あなたがたをあらゆる真理に導いてくれる。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用・利用

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海水が海面を満たすように、私たちの神がどういう御方であるかという理解が私たちの世界を満たすならば、この世の中はどれだけ平和になるだろうか。
 
そんなことを想いながら、今日選ばれた旧約聖書の言葉を味わうことができたような気がしています。
 
今朝は7時から、仙台朝祷会が仙台宮城野教会を会場にして行われました。コロナ禍のために、しばらく開催できなかった朝祷会ですが、しばらくは月1回の開催ということで、通常会場としている仙台青葉荘教会で再開できるまでは、宮城野教会の会堂をお貸しすることになりました。参加者は4名。奨励は青葉荘教会の潮義男牧師が御言葉の取り次ぎをしてくださいました。
 
60年以上の歴史を持つ仙台朝祷会ですが、その最初は仙台宮城野教会の前身である仙台愛泉教会(さらに古くは救世軍仙台小隊)からの信徒である、佐藤利吉さん(地元の方は佐利[さり]さんと呼んでいます)によって始められたと聞いています。ちょうど先日の召天者記念礼拝で飾られた佐利さんの写真がそのままになっていましたので、参加者以上にたくさんの方々とともに祈ったような気持ちになりました。
 
海面に満ち満ちあふれた海水がもたらす恵みーー時には津波などによる脅威となることもありますがーーは、私たちへ実に多くの豊かさを与えます。海の水にたとえられた神についての理解もまた、私たちに多くの豊かさを与えてくださるのだと、私は信じたいのです。
 
神と言うと、私たちを狭めるもの、縛るもの、恐れへと陥れる存在というイメージが、どうしてもこの世の中につきまとう気がしてなりません。それだけ、神を利用して自分の好き勝手にことを振舞ってきた人間の姿があり、その結果なのだろうと私は思います。だからこそ、私たちは神がどういう御方なのかということを、丹念に聴き続けることが大切なのだと思わされるのです。
 
今日の新約聖書の言葉は、私たちが神についての理解を深めるために、無くてはならない助けについて、それを「真理の霊」、すなわち聖霊なる神の助けが、私たちを理解へと導くことについて語られています。イエスが、このような言葉を弟子たちに与えたわけですが、イエスの願いは、私たちが自欲のために神を利用するのではなく、神が私たちを豊かにするために、すでに生きて働いておられるということへの深い理解を得ることである。そのために、イエスは聖霊を助け主として私たちに与えてくださったのです。
 
私たちの心を満たす聖霊なる神の働きが、私たちをさらなる理解へと導いてくださいますように。神を知ることが、この世界を平和へと導いてくださる方への深い信頼へと導いてくださいますように。お祈りいたします。

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