05/11/2022

2022.11.5(土) #日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた本日の旧約聖書のことば
歴代誌下20章6節
主よ。あなたの御手には勢いと力があり、あなたに立ちはだかる者は誰もいません。
 
旧約聖書に応じて選ばれた本日の新約聖書のことば
ローマの信徒への手紙8章38~39節
私は確信しています。死も命も、天使も支配者も、現在のものも将来のものも、力あるものも、高いものも深いものも、他のどんな被造物も、私たちの主キリスト・イエスにある神の愛から私たちを引き離すことはできないのです。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用・利用

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これしか勝たん。
 
数年前に、若い人たちのあいだで流行った言葉です。これ以上のものはないということを言いたいときに使う言葉なのですが、私自身、この言葉を最近使ったら「もう古いですよ~」と、若い人から言われました。はい。もう正真正銘のおじさんなのです。言葉の流行りすたれは本当に速いなあと思わされます。
 
それはさておき、実は私はこの言葉が結構好きだったりします。今日の聖書の言葉を通してぱっと思い浮かんだのは「やっぱり愛しか勝たん!」でした。神の愛に勝るものは何もないんだ。そう思ったのです。そのことを考えれば、今日の旧約聖書の言葉にある、神の力に立ちはだかる者は誰もいないのだという言葉は、言い換えれば、神の愛に立ちはだかれる者は、誰もいないんだと言うことができるのではないか。そう思ったわけです。
 
どんな力や勢力をもってしても、という言葉に注目したいのです。世の中を支配するのは、一部の人々だけが得をするような風潮です。どんな政治形態であれ、人間がもともと願望ととして持っている支配欲求がそうさせるのだと。この支配に世の中はがんじがらめにされて、息苦しくなることすらあると私は感じています。
 
しかし、どんなに強くても、どんなに立ちはだかることが難しく感じたとしても、やはり愛しか勝たん。神の愛に勝るものはないのだ。これが聖書全体を通して私たち一人ひとりに与えられる希望に他ならないと。この希望に今日与えられた一日を用いたいと願わされました。
 
今週も最終日を迎えました。あっという間の一週間でした。今日は東京のある神学校でカルト宗教に関する講義をおこないます。伝道者としての現場に立とうとしている方々のために、お伝えできることをお伝えしたいと願いつつ、今日の一日を過ごしてまいりたいと思います。皆さんの一日が、愛しか勝たん神の守りと祝福が、ともに豊かにあるひとときでありますように。お祈りいたします。

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