25/11/2022

2022.11.25(金) #日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた本日の旧約聖書のことば
エレミヤ書31章35節
主は太陽を置いて昼の光とし
月と星を夜の光と定め
海をかき立て、波を騒がせる方。
 
旧約聖書に応じて選ばれた本日の新約聖書のことば
コリントの信徒への手紙一8章6節
私たちには、唯一の父なる神がおられ
万物はこの神から出
私たちもこの神へと向かっています。
また、唯一の主、イエス・キリストがおられ
万物はこの主によって存在し
私たちもこの主によって存在しています。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用・利用

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ドイツに滞在して、はや5日目の朝を迎えました。この時期には本当に珍しく、青空が広がる天気の下で過ごしています。普段ならば、この時期は厚い雲が青空をさえぎっていますから、一日中どんよりとした状況なのですが、今回の滞在はそんなこともなく、雨も時折降ってはいますが、気持ちよく毎日を過ごしております。
 
私がケルンの街に住んでいたころ、この季節になると気分が何となく良くありませんでした。そして、太陽が顔をのぞかせると、そんな暗い気分にパーッと光が射したような気持ちになって、元気が出てくるなんていうことも、しばしばあったのです。そんなことを思い出しながら、今日の聖書の言葉をいただくことができました。
 
太陽を創造されて、光を与えてくださった私たちの神について、預言者エレミヤは語りました。光と闇を分けられる方。その闇をもつかさどる方が、私たちの神であるというのです。闇をもコントロールできるからと言って、神は闇を用いて乱用するようなことはありません。あくまで光と闇を分けられるということにおいて、闇をコントロールすることのできる方であると言って良いのではないかと私は思うのです。
 
ですから、私たちの心のなかに、闇と光が混在しているような状況にあるときに、神はそれを整理すべく、私たちにご自分の言葉をもって臨んでくださるのだと私は受け止めたいのです。昼があれば夜もあるように、私たちの世界に闇がまったく存在しないということはありえません。神がそのことをよくご存じです。だからこそ、光と闇が入り乱れる中で、私たちがあくまでそのなかから輝く光によって、闇のなかでも希望をもって生きることができるように支えてくださるのではないかと、今日の聖書の言葉を通してそんなことを感じた次第です。
 
そして、その光とはイエス・キリスト。闇の中に輝く光となられた方が、私たちの心にもともし火をもって照らしてくださる。今日の新約聖書が語るメッセージも、そんなところから来ているのだろうなと受け止めたいのです。
 
どうか、今日の皆さんの一日に、そのような光が輝き続けますように。お祈りいたします。

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