21/08/2022

2022.8.21 #日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた本日の旧約聖書のことば
創世記24章56節
この旅の目的をかなえてくださったのは主なのですから、私を引き止めないでください。
 
旧約聖書に応じて選ばれた本日の新約聖書のことば
使徒言行録8章36節
道を進んで行くうちに、水のある所に来たので、宦官は言った。「ここに水があります。洗礼を受けるのに、何か妨げがあるでしょうか。」

『聖書 聖書協会共同訳』より引用・利用
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一週間の始まりを迎えました。全世界でもたれるすべての礼拝に、神様の祝福が豊かにありますことを、心からお祈りいたします。私は昨日から仙台を離れて、一週間あまりの旅の日々を過ごします。今日は、前任地時代より関わりのあった、北九州・小倉にある単立教会で礼拝の御用をいたします。久しぶりにメンバーの方へお目にかかることができるので、とても楽しみです。
 
旅には予定があり、その予定をひとつひとつこなしていくことで、旅は充実したものとなります。しかし、時には予定通りにいかない旅があることも事実です。しかし、予定通りにいかなかったとしてもその旅には物語が生まれ、後に語られることになるエピソードが生まれることで、旅行が充実することには変わりはない。どんなふうに転んだとしても、旅には味わいがある。そう、人生の旅路も同様のことが言えると思うのです。
 
あてもなく、どのようなことが起こるか分からない人生の旅路を導かれるのは神である。大切な決断をしなければならない時に、どんな不安が待ち受けようとも、神は決して悪いようにはなさらないのだから、安心して歩むことができるのだ。そう今日の聖書の言葉は私たちに伝えます。
 
結婚という人生の一大事、まだ見たことのない相手と結婚するということへの不安。家族をまだ知らぬ家族に送ることの心配。それは決して珍しいことではありません。そのような不安や心配のなかで、最終的には神が導かれることへの深い信頼という一点に、人生の物語は展開されました。(もっとも、神が決めた結婚を。。。というこの物語を、人間が悪用して無理のある結婚を導こうとする歴史と現実がありますから、この聖書の言葉も、単純に受け止めることはできないのですが・・・)。
 
それは、聖書の言葉を聞いて、その言葉に込められた神の愛と人間に対する救いの物語を知ったひとりの人物が、その物語のなかに自分自身の人生も組み入れられていることをも知ると、神とともに歩む人生の旅路を願います。そして、洗礼を受けることをためらわず受け入れました。まさかそんなことになるとは、その当人も周囲も思わなかったかもしれません。しかし、人生の旅路に変更が生じたときに、その変更は旅路を壊すものではなかったということです。それどころか、豊かな旅路を楽しむことができたのだというのです。
 
トラブルこそトラベルである。誰かが言ったこの言葉を思い出します。トラブルすら豊かな人生を歩むために用いられる神が、私たちと今日もともにおられることを、私たちの希望とすることができますように。今日一日のためにお祈りいたします。

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