07/07/2022

2022.7.7 #日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた本日の旧約聖書のことば
歴代誌上29章12節より
主よ、その御手によってあらゆる者を大いなる者、力ある者となさいます。
 
旧約聖書に応じて選ばれた本日の新約聖書のことば
マルコによる福音書10章16節
イエスは、子どもたちを抱き寄せ、手を置いて祝福された。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用・利用
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教会で長いこと眠っていた聖書版画家・渡辺禎雄氏の作品を、月替わりで壁に飾ることにしました。今月は「イエスと子どもたち」という作品を飾っています。和のテイストが入った、なんとも素敵な一枚です。イエスが子どもたちを抱き寄せたとき、見た目には、そして「大人の世界」からすれば、なにもかにも足りないように見える存在でも、イエスの眼からすればそうではなかった。実に祝福されるべき存在、それが子どもだったのだと。
  
さて、昨晩は26年間にわたるブラジルでの宣教師生活を終え、一時帰国されておられる小井沼眞樹子先生とともに、石巻栄光教会の祈祷会へ出席しました。そこで、P.T.フォーサイスによる説教のことばが紹介され、聖書の言葉とともに黙想するひと時が与えられました。魂の充実を感じ取ることのできるような空間と時間をいただきました。
 
仙台へ向かう帰りの車のなかで、眞樹子先生といろいろ話し合っていたときのことです。教会のこと、この世の中のこと、宣教のこと、いろいろな話題が繰り広げられるなかで「人間、やはり正直であることが大切だ」という話になりました。ここで言う正直とは、素直という言葉にも置き換えることのできるものであると、私は感じました。
 
子どものような素直さと正直さ。まさにイエスが抱き寄せた子どもとは、そのような素直さと正直さを隠すことなく表現できる存在である。私はそう思ったのです。
 
その時、イエスはこう言われた。
「天地の主である父よ、あなたをほめたたえます。これらのことを知恵ある者や賢い者に隠して、幼子たちにお示しになりました」。
新約聖書 マタイによる福音書11章25節
 
昨晩の石巻栄光教会の祈祷会で読まれた、聖書の言葉の一節です。神の栄光は、幼子たちに示される。この世の中ではどんなに弱い存在であると見なされたとしても、その弱いと思われている存在にこそ、神の助けと力はあふれんばかりに注がれるのだと。
 
自分の力を張り子のように見せて虚勢を張るのでなく、自分のうちにある思いをさらけ出すことを阻害するプライドを守るのでもなく。子どものようにただ、素直で正直な者となりたい。昨晩あったことから今朝の聖書の言葉をいただき、黙想するなかにあって、そんなことを思わされました。
 
どうか今日の一日が、そのような素直さと正直さを神に、そして隣人に向けることができる者とならせてください。そして、そのような世界に、神の栄光と祝福が豊かにありますように。お祈りいたします。

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