29/06/2022

2022.6.29 #日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた本日の旧約聖書のことば
申命記30章19節より
私は命と死、祝福と呪いをあなたの前に置く。あなたは命を選びなさい。
 
旧約聖書に応じて選ばれた本日の新約聖書のことば
ヨハネによる福音書17章3節
永遠の命とは、唯一のまことの神であられるあなたと、あなたのお遣わしになったイエス・キリストを知ることです。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用・利用
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命を選びなさい。この言葉に、今日は黙想を深めてみたいと思いました。
 
命を選ぶというのは、死を選ばない選択というふうにも読むことができますから、それはすなわち「生きる道を選ぶ」ということに相通じるのだと思います。「人間生きていりゃなんとかなる」とよく言われるように、命を選ぶというのはとても重要な決断なのだと思います。
 
しかしながら、ここでいう「命を選ぶ」というのは、単に生きていりゃなんとかなるということを言っているわけではありません。生きるにしても「どのように生きるか」という、その内容にかかわってくる話であることに関心を向けたいのです。
 
なぜ、そのようなことが言えるかというと、その前に神によって語られた「命を置く」という言葉があるからです。つまり、聖書は一貫して命を私たちに提示し、与えてくださるのは神であることを明らかにしています。その神が、命を置かれ、それを選ぶように私たちに勧めておられるということは、すなわち、生きる命を充実へと導く生き方とは何なのかを、それを選び取る私たちに対して問いかけておられる、ということなのではないかと思うのです。
 
そのことを具体的に示したのが、今日の新約聖書におけるイエスによる祈りの言葉です。イエスは「永遠の命」とは、神とイエスが救い主であることを「知る」ことであると祈られました。知識として知ること以上に、神が私たちをご自分の愛で愛しておられることを、イエスがそれを私たちに生き方として示してくださったことを理解し、自分の生き方とすることが、まさに知るということの意味なのだと。
 
イエスは、私たちに命の道を私たちの前に置かれ、提示されました。そして、それを選びなさいと私たちに告げておられまる。命か死か、祝福か呪いか。それを選び取るのは私たち自身なのだと言うのですから、自分の心や思いがどこにあるのかということを、日々確かめることの大切さを思わされました。ただ単に生きているということ以上に、どのような生き方をするかということこそ、潤いに満ちた祝された生活が営めることを希望として、今日という一日を歩んでいきたいと願います。
 
命を道を選ぶことのできる人たちの集まるところに、今日も神の平和が豊かにありますように。お祈りいたします。

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