21/03/2022

2022.3.21 #日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた本日の旧約聖書のことば
詩編143編8節
歩むべき道を知らせてください。
私はあなたに向かって魂を高く上げます。
 
旧約聖書に応じて選ばれた本日の新約聖書のことば
テモテへの手紙一6章6~7節
満ち足りる心を伴った敬虔は、大きな利得の道です。私たちは、何も持たずに世に生まれ、世を去るときは何も持って行くことができないからです。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用・利用
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今日は春分。次の任地での引き継ぎのために、本来は新幹線で出かけるはずだったのが、先週の地震で運休になってしまったため、急きょ高速道路を走らせて、一旦休憩するために、福島の実家へ到着したところです。実家の茶の間から、今日の黙想をしているところです。
 
高速道路を走らせていたら、東の空が明るみ、やがて太陽の光が自動車のなかへ差し込みました。春分を境に、昼間の長さが夜の長さに勝る。長い冬の季節から、木々が芽吹き花開く春がやってくるのが、本当に待ち遠しかった。そんな思いにさせられました。
 
今日の旧約聖書の言葉では、歌い手が神に向かって、自分の魂を高く上げますと自分の思いを歌いました。この「魂を高く上げる」という言葉ですが、切望するという言葉でも表現できるものです。私にとって、神が必要なのだと切望するからこそ、魂を高く上げることができるのだと。
 
今日の新約聖書には、そのことを「敬虔」という言葉をもって表現しています。敬虔とは、ひたむきにという意味です。ただ一途に神を切望する姿こそ、敬虔のさまであると言えるでしょう。ただ一途に、神が示された道をひたすら歩もうと願い、自分の日々とする生き方こそ、掛け値なしの利得なのだと、手紙の筆者であるパウロは、年若きテモテに伝えました。
 
あらゆる損得勘定や、社会や個人の思惑に満ちあふれた利得願望ではなく、神が私の心を、まばゆく光る太陽の光のように、ご自分の栄光で照らしてくださり、喜びで満たしてくださる。そんな思いを胸にして、今日の一日を生きてまいりたいと思いました。
 
どうぞ皆さんの一日も、そのような光によって祝福された時となりますように。心からお祈りいたします。

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