16/03/2022

2022.3.16 #日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた本日の旧約聖書のことば
歴代誌上28章9節より
誠実な心と自由な魂で神に仕えなさい。主はすべての心を探られる。
 
旧約聖書に応じて選ばれた本日の新約聖書のことば
ヘブライ人への手紙13章20~21節より
平和の神が、御旨に適うことをイエス・キリストによって私たちにしてくださり、御心を行うために、すべての良いものをあなたがたに備えてくださるように。栄光が世々限りなくキリストにありますように。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用・利用
******
 
誠実な心と自由な魂。
誠実であるからこそ、自由な生き方ができるのだ。
 
とても明快かつ清々しい言葉が、私の心に響き渡りました。誠実に生きること。それは裏表のない正直な生き方であると、私はつねづね思わされます。今日の聖書の言葉にも、「主はすべての心を探られる」とある通り、人の目にはごまかせても、神の目にはごまかせない。すべてお見通しであるというのです。
 
しかし、そのような誠実さを思い、頭では分かっていたとしても、心がつねに連動するわけではない。誠実に生きるということが、ややも窮屈に感じるようになるのも、人間の偽らざる姿であると、私のこととして実感させられます。正直でない自分、裏表のある私。
 
しかし、誠実であることで、自由な魂をもって生きることができるのだと。イスラエルの王ダビデが、息子であり後継者ソロモンに対して告げた言葉でした。
 
ダビデ自身もまた、神に誠実な生き方をしたいとこころざし、そのように生きながらも、我欲ゆえに失敗することもあり、しかし、悔い改めて誠実な生き方に立ち帰ったりと、まさに自分自身の人生に裏打ちされた、神への信仰告白の言葉であったと言っても間違いないでしょう。

ダビデが全人生を通して神からいただいたのは、神とともに歩む魂の自由でした。もろもろのしがらみから解放されて、彼は自分の王位をソロモンに渡す準備ができました。
 
私は黙想しました。正直さを表すことのできない自分自身。そして、裏表のあるふたごころに生きようとする私が、誠実な心と自由な魂を喜ぶことのできる根拠はどこにあるだろうかと。
 
神がダビデに、後継者ソロモンを与えてくださったように、現代を生きる私たちには、永遠から永遠にわたって、私たちをあらゆる束縛から解放してくださる永遠の王、イエス・キリストを、神は与えてくださった。今日の新約聖書の言葉が継げるメッセージです。
 
この、イエス・キリストという根拠に、私は生きることができるのだと。たとえ誠実と矛盾するような生き方をさらけ出したとしても、そのことを自覚へと導いてくださり、すべての良いものを備え、与え、そのことに基づいた生き方を示してくださったイエスが、私とともにおられるではないかと。
 
イエスを通して神がしてくださった良いことを受けつつ、今日も私の生き方としていきたい。失敗しても神の助けによって希望があることを信じて、歩んでまいりたいと思いました。皆さんの一日も、神の助けによって素敵なときとなりますように。お祈りいたします。

0 件のコメント:

コメントを投稿