20/02/2022

2022.2.20 #日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた本日の旧約聖書のことば
創世記26章4節より
主はイサクに言われた:地上のすべての国民はあなたの子孫によって祝福を受けるであろう。
 
旧約聖書に応じて選ばれた本日の新約聖書のことば
ガラテヤの信徒への手紙4章28節
きょうだいたち、あなたがたはイサクと同じように約束の子どもです。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用・利用
 
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あなたがたはイサクと同じように約束の子どもです。
 
今日は、約束という言葉について、黙想してみたいと思います。約束とは、その約束が果たされることを前提にして、私たちの関係性をより豊かなものとするために、交わされるものです。
 
私たちもあらゆる約束の世界で生きています。大なり小なり、私たちはその約束を互いに守るように、自分の生活が向けられ、そこに関心を集中する。約束を守ることは、信頼関係の基本であることは誰も知っています。
 
神と人間の関係性。これも約束に基づいています。いわゆる契約と呼ばれるものです。神と人間との契約関係が、聖書の歴史そのものであると言って間違いありません。今日の旧約聖書・創世記にある言葉も、神がイサクという人物に向けられた約束の言葉でした。
 
もともと、この約束は、イサクの父であるアブラハムに向けて、神が交わされた約束でした。その約束を、イサクは父から受け継ぎました。契約者が変更になったとしても、神の側はその約束を変えることはありませんでした。
 
そして、その約束は、はるか後の時代である、1世紀のガラテヤという外国の地に受け継がれ、語られたのが、本日の新約聖書の言葉です。イサクと同様、約束された者のこどもであると。
 
イスラエルという小さな単位の国民から、地中海地方に住む人々にその約束は継承され、今や全世界へ、神の約束は広がり、私たち一人ひとりにも神は約束を果たし続けてくださいます。ここに、人間の存在をこよなく愛しておられる、神の誠実さと忠実さを見ることができるのです。
 
このような神に、私たちの命が守られている。私たちは生きることができるのだと、今日の聖書の言葉は、私たちに思い起こさせます。私は簡単に約束を破り、反故にしてしまう。しかし、そんな私を神はご自分の約束を忠実に果たし、私を生かしてくださる。その神に、私はなにをもって応答することができるのだろうか。
 
そんなことを黙想しました。今日は礼拝の日。世界中のあらゆる場で、神の約束が語られます。その約束が語られるときに、私たちが生かされていることへの感謝の思いを、高めることができますように。お祈りいたします。

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